1.事業の概要
キトサン金属錯体を主成分とした木材用保護塗料の実用化を目指し、耐朽性、耐候性などの性能を明らかにする
2.事業の目的・背景・効果など
(1)背景
- 県産材の需要拡大を図るためには、近年重要が伸びてきている外構用資材としての利用拡大を図ることが重要
- 木材を長期屋外で使用するためには、何らかの薬剤処理が必要
- 産学官の連携でキトサン金属錯体を主成分とした塗料が開発されたが、木材用保護塗料としての利用検討はなされていない
- 主成分であるキトサン金属錯体の高い防汚効果が明らかとなっており、本塗料の実用化の可能性は極めて高い
(2)目的
鳥取県発の環境に優しいキトサン金属錯体塗料を主成分とした木材用保護塗料の実用化を目指す
(3)効果
- 地域産業の活性化
- 鳥取県発の環境に優しい新規木材保護塗料の実用化
- 県民に広く普及し、外構用資材の需要拡大に伴う県産材の需要拡大
- 県内工務店への本塗料の普及による県産材の付加価値向上
3.事業の内容
(H19〜20年度までの2年間の試験研究のうち1年目)
- 屋外暴露杭試験による総合的な腐朽に対する耐朽性の解明
- 促進耐候試験による長期耐候性の推測
- 屋外暴露試験による総合的な表面劣化因子に対する耐候性の解明
4.事業期間及び経費