現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 農林水産部の表層崩壊発生に関与する脆弱層の簡易な判別手法の開発
平成19年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業試験場費
事業名:

表層崩壊発生に関与する脆弱層の簡易な判別手法の開発

もどる  もどる

農林水産部 林業試験場 森林管理研究室  電話番号:0858-85-2511


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
19年度予算計上額 954千円 3,707千円 4,661千円 0.45人 0.62人 0.00人
19年度予算要求額 954千円 2,914千円 3,868千円 0.45人 0.62人 0.00人
18年度予算額 0千円 0千円 0千円 0.00人 0.00人 0.00人

事業費

要求額:954千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県  

課長査定:計上   計上額:954千円

事業内容

1.事業の概要
      表層崩壊発生に関与する脆弱層(ぜいじゃくそう)の分布を簡易に見出せる手法を開発する。
2.事業の背景・目的・効果など
(1)背景・問題点
      ア.鳥取県山間部は花崗岩が多いため表層崩壊の危険度が高い
      イ.間伐等の森林施業や伐採木の搬出を低コストに行うには林内作業路(鳥取式作業道)が不可欠。
      ウ.路網計画をするうえで,崩壊危険箇所の事前把握が求められている。
      エ.表層崩壊は予測困難とされてきたが,その発生に関与する脆弱層をこれまでの県林試の研究で新発見している。
      オ.脆弱層の存在確認は現段階では簡易貫入試験等の時間・労力を要する現地調査が不可欠。
      カ.脆弱層の分布を簡易に判別できる技術開発が要望されている。

(2)目的
      表層崩壊発生に関与する脆弱層の分布を簡易な手法で見分ける技術開発を行い、森林整備や林道・作業道の事業計画で危険箇所回避に役立てる。

(3)効果
      ア.保全対象(人家など)が直下にある場合
          脆弱層の土質特性は解明済みなので,その存在がわかれば適切な土木工法の選定に役立つ。
      イ.林内路網(鳥取式作業道)を計画する場合
          危険箇所を事前に回避し,災害を受けにくいルート選定が可能になる。
          ウ.森林整備を行う場合

          脆弱層分布箇所では皆伐をしないよう指導する。施業が行われていない人工林に脆弱層がある場合は,優先的に森林環境保全税の導入を行い,森林の崩壊防止機能を高める。


3.事業の内容(H19から21年までの3年間のうち1年目)
      ア.現地調査 
          脆弱層の存在箇所の探索
          脆弱層存在箇所の土層・微地形・地質等の共通条件の解明。
      イ.室内調査
          地形図による地形解析と危険箇所把握


4.事業期間及び経費                    

区分

事業内容

事業費
(千円)

全体


2,554

H19

脆弱層存在箇所の探索と共通条件抽出。
地形解析による危険箇所把握。

954

H20

脆弱層存在箇所の探索と共通条件抽出。
簡易な判別手法の検討。

950

H21

簡易な判別手法の開発。
的中精度向上に向けた調整。

650


<用語説明>
 1m前後の表土層が崩れる土砂災害。
 崩壊が発生する深度決定と深く関与する特殊な軟弱層。
 自然に風化してマサ土という砂質土になる岩石。
 5kgのおもりを落下させて地下の土層構造を調べる方法。
 鳥取県が独自に推進している低コスト林業のための路網。
 施業不足の人工林の機能回復のため強度間伐等を行う。
 健全に成長した森林の樹木根茎は崩壊防止機能がある。


財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 954 0 0 0 0 0 0 0 954

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 954 0 0 0 0 0 0 0 954
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0