農林水産部 農業試験場 水田基盤研究室 電話番号:0857-53-0721
要求額:335千円 (前年度予算額 549千円) 財源:単県
課長査定:計上 計上額:335千円
今後急増する農業施設の更新整備に備えて、施設の長寿命化を図り、行政経費や農家負担の軽減と防災機能の維持を図るため、農家が自らの手でできる簡単な維持管理方法や施設診断方法の研究を行う。 2 事業の必要性
ア)水理システムの省力管理 幹線水路の劣化状況を調査した結果、地点により劣化状況がことなることが明らかとなった。 イ)老朽化の評価判断基準の作成 老朽化施設の漏水状況を調査し、コンクリート2次製品水路では水路目地部の破損が主要な要因と判断された。現場打ちコンクリート水路では目地部の破損、側壁、底部に部分的損傷がみられ、損傷程度にばらつきが見られた。 ウ)水路の簡単で低コストな補修・修理方法 コンクリート2次製品水路の農業者施工による補修効果の持続性を確認した。また、補修マニュアルを作成した。現場打ちコンクリート水路の補修方法を検討した。 (2)平成19年度の内容 水利施設の補修マニュアルを作成するため、現場打ちコンクリート水路の老朽化要因別調査をおこない、施工方法の検討を行う。コンクリート2次製品水路の補修効果の持続性及び、補修マニュアルの検討を行う。