1 目 的
県土整備部が所管する建設事業の実施段階において、当初予測できない諸問題への早期処理に際し、事業者として責任ある判断を行うと共に、県民に対する説明責任を果たすために、鳥取大学等の 学識経験者の指導・助言を活用する。
指導等を頂く際の謝金、旅費の支払いを制度化することにより、公正な大学等の活用促進と円滑・効率的な事業執行を図る。
2 現状・課題
(1)現 状
事業の計画や実施段階において、当初想定していない突発的に生じる高度な諸課題に対し、県は迅速かつ適切な判断が困難。
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鳥取大学等の学識経験者に相談し、指導・ 助言を頂き、これらを参考に対応。
(2)課 題
現時点では、謝礼金を払う制度もなく無償であり、相談に対して県に遠慮、躊躇感がある。
今後、ますます複雑高度化する事業執行における諸課題に早期・適切に対応するため、大学という「知の組織集団」を円滑に活用する制度が必要。
(相談内容の例示)
・工事中のコンクリート構造物への土砂崩落等外力による損傷程度の把握、等
3 主な相談実績(平成17年度以降)
(1)河川工学関係・・・4回
・北条川放水路開削による地下水影響調査、
・地盤沈下影響調査の解析手法、等
(2)海岸工学関係・・・3回
・由良川河口閉塞が人工リーフに起因するかの相談、
・北条川放水路の掘削残土の海岸への養浜についての是非を判断するための調査方法、等
(3)地盤工学関係・・・3回
・橋津急傾斜地崩壊対策事業の亀裂岩盤の安定性調査及び工法相談
・河川工事による周辺地盤の沈下原因及び今後の調査方法、等
(4)コンクリート工学関係・・・3回
・損傷したコンクリート構造物の健全度判定、
・復旧方法の相談、等
4 必要経費
・報償費
・特別旅費
15千円(@570円+@160円)×2(往復分)×10回