1目的・必要性
既設主変圧器は、所内で発電した電気を電力会社の送電線に接続するため電圧を高める装置であるが、昭和43年の運用開始以来40年が経過(平成20年時点)し、内部絶縁油の漏油等の不具合も確認されている。
耐用年数が大幅超過していることもあり、今後さらに劣化が進行し、不具合が発生した場合は発電が不可能となる恐れがあるため、予防保全の観点から機器の更新を行い、発電所の安定運用を図る。
なお、変圧器の製造に10ヶ月〜1年程度の期間を要するため平成19、20年度の2ヵ年で施工を行う。
(更新履歴)
H5小鹿二(35年使用) H4小鹿一(35年使用) H4舂米(37年使用)
※過去、概ね35〜40年の使用で更新を計画している
2 工事内容
主変圧器更新 1台
ケーブルダクト 1式
基礎、設置工事 1式
既設撤去工事(除却費)1式
3工事費 C=46,739,000 円
費目 | H19年度 | H20年度 | 合 計 |
改良費 | 17,228,000 | 25,842,000 | 43,070,000 |
除却費 | 0 | 3,669,000 | 3,669,000 |
合計 | 17,228,000 | 29,511,000 | 46,739,000 |
4既設機器諸元
項 目 | 内 容 |
型式 | 屋外用三相油入自冷窒素密封形(HCTR−N) |
容量 | 4,700 kVA |
電圧 | 1次 6,300V 2次 69,000−66,000-63,000 |
結線法 | Δ− Y |
絶縁油量 | 6,780ℓ |