1.事業概要
鳥取県企業局が行う鳥取地区工業用水道事業の経営の健全性を確保するため、一般会計から起債の元金償還部分を出資する。
2.事業の目的・背景・効果等
(1)鳥取地区の企業は割高な上水道を利用しており、新規企業の誘致や既存企業の事業拡張を促進するためには安価でかつ安定的な供給が可能となる工業用水道の整備が急務であった。
(2)そのため企業局は、取水・浄水・排水施設等の一部を先行投資し、暫定水利権(12,480m3/日)の許可を受け、平成10年4月1日より一部給水を開始した。
(平成14年4月から暫定水利権は12,480m3/日)
(3)しかし、平成15年度完成予定であった殿ダムが平成23年度まで延期されたため、その間は計画給水量(27,900m3/日)の3分の1程度しか給水されていない。
(4)よって、料金収入で必要な経費を賄うことができないことから、工業用水道事業に係る企業債元金償還部分について一般会計から出資するものである。
(平成11年度から出資を行っている。)
3.所要経費 176,091千円