1 事業概要
日本海水産資源に対する日韓両国の共通認識を醸成し、水産分野における協力関係を構築するため、江原道が開催する日韓水産セミナーに関係者を派遣する。
2 事業の目的、背景、効果等
- 日本と韓国は、日本海の共通の漁場を利用していることから、水産資源の利用や環境に対して共通の認識を持ち、水産研究、技術等の分野で協力関係を促進することが必要である。
- そこで、国家主権とは観点を変えた交流が可能な地方レベルで、本県と江原道が平成12年に締結した「水産科学技術、学術に関する覚書」に基づき、水産業・水産科学の情報交換、交流の場として、日韓水産セミナーを交互に開催するとともに、水産技術公務 員の相互派遣による交流を行うことにより、両県道間の協力関係の促進を図ってきたところである。
- また、前回の水産セミナーから、研究分野だけでなく漁業者を交えた意見交換会も行うこととなり、より幅広い関係者の情報交換、交流の場となっている。
3 補正理由
- 平成17年度及び18年度は、両県道の交流が全般的に見合わされていたため、本事業も実施されなかった。しかしながら、平成19年度は江原道側として水産セミナーの開催の意向を示してきている。(平成19年2月)
- 10月に開催予定の希望があり、補正予算を行うものである。
(参考)平成19年度当初予算での財政課のコメント
最近の国協議の動向を踏まえつつ必要に応じ要求を行ってください。
4 事業の内容及び所要経費
○日韓水産セミナーの開催(江原道開催)
@時期 年1回交互開催(10月頃予定)
A内容
- 学術・研究分野、水産行政分野などにおける課題への取組状況や研究状況についての報告と意見交換
- 漁業者による操業の現状や課題への取組状況の報告、意見交換
B経費負担
鳥取県:鳥取県〜韓国間の往復旅費
江原道:韓国における滞在費(10名分)
C事業費 1,281千円