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平成19年度予算
11月補正 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:栽培漁業センター事業費
事業名:

湖沼増養殖試験(湖山池)

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水産振興局 栽培漁業センター 生産技術室  電話番号:0858-34-3321

事業費

要求額:1,344千円    財源:単県  

課長査定:ゼロ 

事業内容

1 背景
      1) 近年、湖山池の漁獲量が激減(H18年/S59年の比較:ワカサギ1/300、シラウオ1/4、エビ類が1/14)。さらに、平成18,19年には、シラウオ等の漁獲物に悪臭が発生し、出荷停止に追い込まれるなど、漁業収入が激減している。
      2) 湖内の水質改善のため県が塩分(海水)導入試験を行っているところ。
      3) 湖山池漁協より、漁業者の経営が逼迫しており、経営改善のために新たにシジミ、ワカサギの増殖に取り組みたいので、県に支援して欲しい旨の要望あり。現在、漁業者が湖内のガマを刈り取り、シジミの増殖場を確保。
      4) 県としてもシジミ、ワカサギの増殖支援は急務と考えるので、基礎調査を行う。

2 要求事業内容及び所要経費
      1) ワカサギ増殖試験:
          河川構造物等による産卵阻害の実態把握と簡易な魚道等、改善策を試行する。
                         
      2) シジミ増殖試験:
          シジミ増殖に適した地形・底質・水質を調査し、候補地の具体的な整備手法を提言するとともに、産卵や稚貝の発生等、増殖の可能性を検討するための試行を行う。
                        
      3) 塩分(海水)導入事前調査:
           次年度に行う「水門操作方法の見直し」や「悪臭対策」を検討する前提として、湖内水質(特に塩分層や貧酸素水塊)の動きと水門操作との関連性を調査する。

所要経費                              千円
科目
ワカサギ増殖
シジミ増殖
塩分導入
人件費
160
161
161
備品購入費
305
委託料
413
144
573
161
610


3 11月補正要求の理由
      1) ワカサギ増殖試験:
           産卵期は冬期(1〜3月)が主であり、今期の調査・検討を逃すと対策が1年先送りとなる。

      2) シジミ増殖試験:
          漁業者が増殖試行に取りかかっており、無駄のない効果的な試行となるよう技術的支援が必要である。

      3) 塩分(海水)導入事前調査:
           @魚類の悪臭と水質との関わりを早急に調査検討し、対策につなげる必要がある。
           A夏期の水質悪化対策として、海水導入方法見直しの予備的実験が必要。
 
4 体制
       調 査   :栽培漁業センター・湖山池漁協
       増殖策の実施:鳥取市・東部県土整備局・湖山池漁協

5 調査内容

6 試験の効果
       1)湖山池の重要水産資源であるワカサギの増殖策につながる。
       2)湖山池の新たな水産資源としてヤマトシジミの増殖の可能性が得られる。
       3)漁業者の所得向上につながる。
 
(参考)全体の所要経費 
                                  単位千円 

科目

補正後予算額

当初予算額

人件費

1,571

1,089

その他物件費

305


その他

2,394

1,837

標準事務費

589

589

合計

4,859

3,515


財政課処理欄

 受益者である漁協や漁業者の経費負担についても検討してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 3,515 0 0 0 0 0 0 0 3,515
要求額 1,344 0 0 0 0 0 0 0 1,344

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0