概略説明
養殖用ヒラメ品種改良試験で作出された、耐病性や高成長性などの優れた養殖用ヒラメ品種系統を将来の養殖利用のために保存飼育する。
事業の内容
作出家系の保存:作成された家系を必要に応じて速やかに展開できるように保存(飼育)する。
平成18年度の実施内容
1.新品種の保存:養殖用ヒラメ品種改良試験で作出した飼育群を保存飼育した。
今後の進め方と実用化
1.作出家系の保存:育種素材の家系を保存し、新たな養殖業者の要望があった際に速やかに対応可能な状態にする。
2.周辺技術:共同研究機関での解析で、一般的な特性や、優良形質の遺伝子マーカー利用法などを明らかにし、育種の実行に利用する。
3.知的財産としての利用:共同研究機関と連携し、知的財産としての価値を見極め、保存飼育の方針や利用方法を決定する。
4.現在、東京海洋大学より、当該家系を利用した技術的発明のための共同研究の要望が寄せられており、知的財産としての新たな活用も希望されている。