1概要説明
【事業の目的】
1 県営農業農村整備事業により造成された施設は、受益者が特定 された財産であるため、受益者に所有権を移転することにより、受 益者の自主的な管理が期待できる。
2 このため、県から土地改良区等への譲与を促進する。
【現状・背景】
1 施設の管理状況
平成5年以前は管理委託であったが、平成5年から施設の譲与を行っ ている。
2 施設の譲与が進まない理由
(1)台帳等の不備
事業完了から期間が経過した施設台帳については、現況との不一致 など不備が生じている。
しかし、その経緯を把握し、精査できる職員がいない。
(2)未登記
【事業の内容】
譲与の障害となっている台帳不備などの問題を解消し、譲与の前提条件を整備する。
(1)譲与促進員設置費
事業の経緯を熟知している者及び台帳整備に必要な知識を有する者 を、譲与促進員(3〜4名)に選任し、調査等を実施する。
ア 台帳等の再整備
施設台帳等が整備されていない地区の現地調査等を行い台帳・図 面等を作成する。
イ 登記可能性の調査
(2)登記促進費
ア 測量委託業務
委託内容:未登記筆の境界測量及び測量図の作成
イ 用地補償補助業務
委託内容:登記業務(登記書類作成事務)
補助業務(調査、資料収集整理)
【事業の効果】
1 施設の譲与手続が円滑になされる。
2 受益者による適切な施設管理が促進される
3 県有施設の財産管理を的確に行なうことができる。
【要求内訳】
1 譲与促進員設置費(1,716千円)
(特別旅費)
163千円
203日(延日数)×16円/km×50km(概算)
(報償費)
1,553千円
203日(延日数)×7,650円(非常勤報酬単価)
2 登記促進費(5,755千円)
(委託料) (単位:千円)
※上段括弧は筆数、下段は、これに対応する要求額である。
参考
【未譲与財産及び未登記筆の状況】
(平成18年3月末現在)
1 未譲与財産
(土 地) 179地区 1,995,072.55u
(建 物) 13地区 2,047.63u
2 未登記筆数の推移
| H18.3.31現在 | H17.3.31現在 | H16.3.31現在 |
鳥取 | 4 | 39 | 52 |
八頭 | 19 | 20 | 22 |
中部 | 556 | 567 | 595 |
西部 | 182 | 194 | 183 |
日野 | 14 | 14 | 26 |
合計 | 775 | 834 | 878 |
※ H17年度に、所轄の変更があり、日野事務所の12筆が西部事務所に移管した。
3 未登記解消のH19要求と過年度実績(見込み)筆数
年度 | 処理筆数 |
H19(予定) | 49筆 |
H18(見込) | 50筆 |
H17(実績) | 59筆 |
H16(実績) | 44筆 |
H15(実績) | 1筆 |