1 目 的
県の観光施策立案の基礎資料とするため、本県の観光客の数、出発地、観光の動機などについて調査を行う。(※社団法人日本観光協会の全国統一統計基準による。)
2 調査結果の位置づけ
@鳥取県の観光動向の分析をする唯一の資料
A観光政策を推進する上で重要な判断基準
B外部からの問い合わせも多く関心が高い
3 課 題
@観光施策化までの専門的なデータ分析が必要
A平成19年度には姫鳥線の一部開通が見込まれ、今後、(県外観光客を中心に)本県を取り巻く観光情勢が大きく変化すると予測される。このため、鳥取砂丘、三徳山、大山などの主要観光地の特性に着眼したデータを開通前後の経年的変化を踏まえながらとりまとめ整理し、地域の観光戦略づくりに活かすことが必要
4 事業内容
指標設定のためのアンケート調査と当該年の分析集計を合わせてアウトソーシングすることにより実施する。
(1)アンケート調査
観光地・宿泊施設において観光客へのアンケート調査を委託して実施。
・交通手段、観光消費額、観光の動機・情報入手媒体など
(2)観光入込客数(延べ人数)基礎調査
観光施設等の入込客数、宿泊施設の宿泊客数、入湯客を各市町村からデータ収集。
(3)観光入込客数(実人数)の推計
(2)により徴取した入込客数・宿泊客数と(1)により設定したパラメータから観光入込客数実人数・観光消費額等を推計。
(4)新 外国人観光客動向の試行調査
本県を訪れる外国人について、宿泊施設の協力を得て試行的に直営でアンケート調査を実施する。
(5)新 分析調査
データを基に感覚的な傾向を数値的に論証づけ、エリア別、年齢別の標準観光客のモデル像を浮き彫りにしながら、観光行動や消費行動を予測し、観光施策への提言を行う。
(6)新 姫鳥線開通をにらんだ観光戦略づくり基礎調査
名古屋・大阪・広島など、姫鳥線の活用が見込まれるエリアで開通前から開通後まで、認知度、イメージ、時間距離の短縮効果、来訪意欲などについて経年的・定量的にデータ収集・整理する。
5 効 果
その年々の実態を直接反映した、調査分析が可能となり調査の精度が高くなるとともに、姫鳥線の利用が見込まれるエリアでの本県の認知度向上、費用対効果の検証を兼ねたより効果的な誘客促進施策立案のための有効な基礎資料となる。
6 所要事業費 8,132千円
(1)調査委託料 7,755千円
・アンケート調査 4,599千円
・外国人調査 0千円(直営実施)
・分析調査 836千円
・姫鳥線開通をにらんだ観光戦略づくり基礎調査
2,320千円
(2)標準事務費 377千円