1 目的・効果
○弦楽器を始めて間もない青少年(初級者)に弦楽器の魅力
を伝え、また技術的サポート(クリニック)をすることで活
動人口の増加につなげ、裾野の拡大を図る。
○併せて未経験者や保護者を対象に弦楽器の魅力を知ってもら
うワークショップなどを開催することにより、鑑賞者の育
成、活動開始のきっかけづくり、支援体制の充実などの波及効 果を狙う。
2 背景
○本県の弦楽活動の現状
・弦楽器は、オーケストラ等の舞台芸術に欠かせないものであ
るにもかかわらず、活動者が少なく、また青少年の育成を行
うジュニアオーケストラや高校の弦楽部も数、活動者ともに 少ない。
【活動者数】 吹奏楽 約3,500名
オーケストラ 約190名
【高等学校の部活動の状況】
吹奏楽 21校 約720名
管弦楽 4校 約100名
○これまでの取組
・こども文化スクール支援事業:15年度からボランティアで
初心者を指導するジュニアオーケストラに弦楽器を無償貸
与。
・夏休みこども弦楽学校:16年度から国内一流の演奏家を講 師に招き、弦楽器に取り組む青少年の活動のレベルアップと
意欲の向上を図る弦楽学校を開催。
○課題
・数少ない経験者を対象とするだけでは広がりに欠ける。
・年に1回弦楽学校を開催するだけでは活動人口の増加にはつ
ながらない。
・参加者一人当たりの事業費が大きすぎる。
3 事業の概要
東部、中部、西部の各地区ごとに関係者(ジュニアオーケ
ストラ指導者、高校部活動 顧問、個人指導者等)による企
画運営委員会を立ち上げ、次の条件の範囲内で各地区ごとの
ニーズを反映させた企画を立案、事業を運営、実施。
(鳥取県文化振興財団も当事者の一人として委員会に参画)
○対象:弦楽器初級者の青少年(小学生・中学生・高校生)
○日程:各地区とも3回程度(1回につき1泊2日)
○会場:各地区内文化施設または学校等
○講師:プロ演奏家またはプロ指導者(1回につき1人)
○内容:裾野の拡大を目指すものとし、その目的の範囲内で
クリニック、ワークショップといった、各地区ごとの
ニーズを踏まえた企画とする。
4 所要額 2,738千円
補助金 @906千円×3地区=2,718千円
(1地区当たり)
謝礼 講師 @100千円×3回=300千円
旅費 講師 @64千円×3回=192千円 需用費
消耗品 @10千円×3回=30千円
食糧費 打ち合わせ費 @5千円×3回=15千円
ケータリング費 @3千円×3回=9千円
印刷製本費 募集チラシ @30千円×3回=90千円
楽譜購入費 @50千円×3回=150千円
役務費 郵券料 @10千円×3回=30千円
手数料 20千円
使用料 会場および備品 @30千円×3回=90千円