1 事業の目的・背景
【大山・中海圏域の現状】
観光交流分野において、極めて高い潜在能力、ポテンシャルを持つ圏域であるにもかかわらず、これまで圏域一体となった取り組みが不十分であり観光客の入込も減少傾向にあった。
近年なり、県境を越え、圏域一体となった広域観光推進の必要性が唱えられる中、民間が主導となり、注目される取り組みが活発に行われることにより、関係分野からも注目を集め、入込客数も減少にも歯止めがかかった。
こうした取り組みによって構築、制作された広域観光を推進していくための成果を行政としても積極的に運用、活用していくことにより、圏域全体の魅力向上を図るとともに、観光客の満足度向上に資する。
【広域観光に向けた主な動き】
○中海・宍道湖・大山圏域観光連携事業推進協議会
・山陰観光ポータルサイト「神々のふるさと」の開設
・中海周遊遊覧船の就航
○NPO大山中海観光推進機構
・ランドオペレーションセンターの開設
・観光情報ネットワークシステムの構築
・観光メニュー(大山ハーフデーツアー等)の造成
・大山中海エリア・イベント情報誌「See !」の発行
○山陰広域マップ制作協議会
・広域観光マップ「神々のふるさと 山陰遊悠絵図」の制作
【注目される事項】
○あなたが推薦する日本の名峰投票において「大山」が全国第3位にランクイン
○広域連携をテーマとした国土交通省の国土施策創発調査事業の対象地域に選定
○観光客入込客数の増加
・米子・皆生周辺入込客数 対前年比 117.9
・大山周辺入込客数 対前年比 110.1
2 事業内容
(1)中海・宍道湖・大山圏域観光連携事業推進協議会事業 1,040千円(5,000千円)
協議会事業を通して官民協働による広域観光を推進
・中海・宍道湖・大山圏域観光推進事業負担金 1,000千円
(2)「新」 観光情報ネットワークシステム活用事業 22千円(0)
NPO大山中海観光推進機構が構築した観光情報ネットワークシステムを活用し、観光関係者とのリアルタイムかつ詳細な情報の共有を図る。
・観光情報ネットワークシステム会員登録負担金 22千円
(3)「新」 観光アイテムいいもの活用事業
1,140千円(0):標準事務費
NPO等が制作した広域観光を推進するマップ等を積極的に活用
[ 活用アイテム例 ]
・「神々のふるさと 山陰遊悠絵図」
(4)観光案内所職員等情報交換会
337千円(337千円):標準事務費
大山・中海圏域の観光案内所職員等を対象に情報交換会を開催(年4回)し、観光客に対するサービス向上を図る。
(5)「新」 大山中海ビジターセンター開設検討会
50千円(0):標準事務費
米子駅周辺へのビジターセンター開設を視野に入れた関係者による検討会を開催
(6)「新」体験型教育旅行(修学旅行)誘致プロジェクト西部会議
50千円(0);標準事務費
修学旅行誘致に向けた関係者による検討会を開催