1 背景・課題
(背景)
*中海・宍道湖がラムサール条約登録(17年11月)
*大山が「日本の名峰」人気投票第3位にランクイン(18年7月)
*エコツーリズム推進法がH19・4・1施行予定
↓
(課題)
*この自然環境は当地の宝であり、これを守りながら活用することが重要
*一方で、観光者・登山者の増加による環境悪化(ゴミの増加、登山道及び周辺の荒廃等)が進行
*大山の一木一石運動など地元関係者による地道な環境保護活動も行われているが、メンバーの固定化・高齢化により、運動の拡大・継続が困難な状況
2 事業の目的・効果
*観光関係者及び地域住民の環境保護活動への積極参加を促し、従来の活動の継続・拡大に寄与するとともに、エコツアーガイド・コーディネーターを養成し、観光地が率先して環境問題に取組む「エコ観光地」として、県内外に強くその取組みをアピールする。
↓
*環境保全とその活用との調和がとれたクオリティの高い観光地の実現
↓
*エコツアーガイド・コーディネーターによって新しいエコツアー商品の提供
↓
*本物志向の(環境への意識と旅行単価の高い)観光客増加
→環境負荷減少!→経済効果拡大!!
3 事業内容及び所要経費
【H19年度】
(1)モデル的な取組み支援 (720千円)
大山(美化活動・頂上保護活動等)、皆生(海岸清掃活動)における
取組をモデル的に支援
<内容>
各活動団体の情報交換・連携を目的とした連絡会を開催
→効果的・効率的な告知・PR→参加者増→観光地イメージアップをPR
@年間の活動スケジュールやイベント調整
A清掃(イベント)カレンダー作成・・活動の年間スケジュール掲載(紙・HP)
B一般参加者を募る清掃活動PRや事前告知PR
Cゴミと環境のお話ガイドブック(啓発用)制作準備
D大山マナーブック(正しい登山&トレッキングの仕方)制作準備
(2)啓発活動 「大山中海を守る会」 の開催 (336千円)
伝統の「一木一石運動」や「頂上保護運動」や「大山春(秋)の一斉清掃」 などに参加して大山や中海を学ぶ、環境保護啓発withエコ体験ツアー
→NPO大山王国と協働事業
(その他)・桝水高原 花いっぱい植栽ツアーwithブナの森観察会
・オオタカの森下草刈りツアーwith野鳥観察会
・水鳥公園清掃ツアー with水鳥観察会
(3)エコツーリズム推進事業の支援 (430千円)
〜エコツーリズムの担い手を皆生で養成!〜
地域固有の歴史文化や自然環境を保持しながら、持続的に地域の活性化を図るエコツーリズムを推進する担い手の養成
大山中海エコツーリズム推進協議会(仮称)による
日本エコツーリズム協会(JES)
エコツアーガイド・コーディネーター養成講習会の招致事業の支援
(19年度2回開催)
@補助対象経費 講習会招致経費
A補助対象事業費 1,000千円円
B補助率 1/3 (事業主体・米子市・県が各1/3負担)
CJES講師陣との意見交換夕食会 100千円
*大山中海エコツーリズム推進協議会(仮称)の構成員(立上げ時)
・皆生温泉旅館組合
・NPO大山王国
・皆生ライフセーバークラブ
・米子市観光協会
*エコツーリズム推進法がH19・4・1施行予定(国会審議中)
⇒国を挙げてのエコツーリズムの推進が加速
*日本エコツーリズム協会(JES:愛知和男会長)が開催する当講習会はこれまで東京、富士山、六甲の3箇所だけで開催
⇒皆生で開催することで、今後エコツーリズムにおいて西日本の
メッカ(拠点)となるチャンス!
*今後の展開の目標
⇒3年以内に鳥取県でエコツーリズム全国大会
⇒5年以内に鳥取県でエコツーリズム世界大会
(4)名峰大山とラムサール条約登録中海による
鳥取県イメージアップ宣伝 (600千円)
*地元企業の贈答品発送時に鳥取県の環境・観光PRチラシ
→鳥取自慢を同梱包して県外発送。
チラシの中身は 例えば水の話(名峰大山の豊かな湧水の恵み)を
盛り込み、この素晴らしい環境のもとで当商品は作られています
という環境メッセージを発信する。
※県制作の県自慢チラシを各企業に協力要請して有効活用を図る
*メリット
・チラシ製作費のみ(送料各企業負担)
・開封率100%(通読率高い)
・地場商品のイメージアップ
・観光振興と物産振興のW効果
(5)先進地・先進事例視察 (600千円)
他県の先進的な取り組み事例を現地視察により研究
【H20年度以降】
@ 観光と環境のタイアップ事業推進
A 取組エリアの拡大→中海での取組支援