1 目的
芸術・文化活動者のすそ野拡大と次世代鑑賞者の育成を図ることを目的に、未就学児を対象とした作品鑑賞・創造体験・公演鑑賞の機会を提供する団体を支援する。
2 背景
○H16〜H18年度の3か年間、幼児期の子どもに質の高い芸術・文化に触れる機会を提供し、豊かな感性と創造性を育むことを目的に、アートスタート支援事業をモデル的に実施。
○幼児期の子どもを対象とした芸術・文化活動の鑑賞機会の提供は、将来、芸術・文化を支えていくことができる人材の育成を図る観点から必要性が大きい。
○小・中学生には、(財)鳥取県文化振興財団による芸術宅配便事業又は一般鑑賞事業への参加機会がある。
○未就学児がアート体験できる機会は、幼稚園・保育園での日常の保育・団体鑑賞又は民間の鑑賞団体が行う鑑賞型の事業に限定される。
○未就学児がアート体験の機会に触れることで、豊かな感性と創造性を育むことが期待される。
○多くの未就学児に芸術・文化に親しむ機会を提供するため、アートスタートへの理解を深めることが必要である。
3 前年度との変更点
債務負担行為を設定すること。
@年度当初からアートスタート活動支援事業を行うためには、早期に事業募集を行い、事業認定を行う必要があること。
A確実な事業成果を上げるためには、事業計画の審査に十分な時間が必要。また、事業実施後には、アンケート結果なども加え検証する必要があること。
B芸術・文化活動者のすそ野を広げるためには、関係団体の育成が欠かせず、事業計画の審査がその機会となりうること。
以上のことから、選定委員会の開催を前期と後期、事業検証の3回とする。
・前期選定委員会 平成20年3月(予定)
・後期選定委員会 平成20年9月(予定)
・事業検証委員会 平成21年1月(予定)
■H19年度予算との比較
(単位 千円)
細事業名 | H20当初 | H19補正 | H19当初 | 備考 |
選定委員会 |
90 | 45 | 64 | 1回→3回(うち1回はH19中) |
アートスタート活動支援事業 | 2,000 | ― | 2,000 | |
アートスタート発信事業 | 500 | ― | 500 | |
アートスタート紹介事業 | 0 | ― | 500 | H19年度限り |
計 | (債務負担)
2,590 |
45 | 3,064 | |
3 事業内容
細事業名 | 事業内容 | 備考 |
選定委員会 | アートスタート活動支援事業の支援事業を選定する審査会を前期(H20年1月〜3月)と後期(H20年7月〜9月)に、事業検証のための委員会(H21年1月)を開催する。 | ▼幼児教育・芸術等の専門家の意見を参考に、行政職員が選定 |
アートスタート活動支援事業 | 未就学児を対象とした作品鑑賞・創造体験・公演鑑賞の機会を提供する団体を支援する。 | ▼県内10公演×200千円
▼鑑賞者へのアンケート結果と受託団体による事業の検証結果を実績報告書に添付 |
アートスタート発信事業 | アートスタートの取組を県内外に発信することを目的に、フォーラムを開催する実行委員会に対して助成する。 | |
4 事業費
債務負担 2,590千円
(H19補正 45千円)(単位 千円)
細事業名 | 事業費 | 積算基礎 |
選定委員会 | (H19 45)
H20 90 | 2回開催
報償費 73,600円
(@9,200円×4人×2回)
特別旅費 16,000円
(@2,000円×4人×2回) |
アートスタート活動支援事業 | H20 2,000 | 補助金 2,000,000円
(@200,000円/公演×10団体) |
アートスタート発信事業 | H20 500 | 補助金 500,000円
(@500,000円×1実行委員会) |
計 | (H19 45)
H20 2,590
(計 2,635) | |
5 スケジュール
区分 | 前期 | 後期 |
事業募集 | 平成20年1月〜2月 | 平成20年7月〜8月 |
審査・決定 | 平成20年3月 | 平成20年9月 |
事業開始 | 平成20年4月〜 | 平成20年10月〜 |
事業検証 | 平成21年1月 |