1 目的
県民自らの手による総合的な文化・芸術の祭典として、県内の文化振興のすそ野を拡大するとともに、地域に根ざした創造性の高い文化芸術活動を育成し、特色ある地域文化の振興を図ります。
◆鳥取県総合芸術文化祭実行委員会が、「基本方針」に則り開催する事業を支援します。
2 経緯
総合芸術文化祭は、国民文化祭の成果を継承・発展させる場として15年度から実施しており、来年度は「成長期」の最終年度となります。
〈中長期計画〉
3か年を1期とし、9年間の成長スパイラルを計画。
創成期(15〜17年度)・・・基礎固め期
成長期(18〜20年度)・・・独自性の確立
成熟期(21〜23年度)・・・発信期
◆成長期移行への取り組みとして17年度中に事業推進方針の大幅見直し、18年度から実践しています。
【見直し内容の比較】
区分 | H17まで | H18〜 |
実行委員会組織 | 事務局推薦による委員(20) | 事務局推薦による委員(15)
公募による委員(5) |
メイン事業 | 2カ所程度 | 1カ所
各地区3年毎の巡回実施(前年にプレイベントを実施) |
県民企画アートチャレンジ事業 | 小ホール・展示・映画事業として実施 | 公募制を導入
メイン事業を実施しな い2地区で実施 |
ワークショップ・フリースペース参加体験型事業 | 各文化団体等の企画 | 公募制を導入
東・中・西各地区で実施 |
実施要領 | なし | 実施要領を制定
主催事業、参加事業の区分等を明示し、対外的に周知 |
◆現在、次期(成熟期)のあり方について、実行委員会内にワーキンググループを立ち上げ、基本方針の見直しを行っています。
◆18年度以降は、十分な準備期間を設定し、より質の高い事業を実施するという観点から、全県規模で取り組むメイン事業は3年に1度を基本に各地区を巡回する方式で実施します。
18年度・・・平成の芝居小屋「朝日座」事業〈西部地区主会場〉
19年度・・・倉吉・ダブルストーリー〜淀屋と八賢士の世界〜〈中部地区主会場〉
20年度・・・「ロマン街道・とっとり−夢たぎる男たちの生きざま−(仮題)」〈東部地区主会場〉
◆評価委員会を設置し、毎年度事業を見直し点検することで、より良質な作品創造や効率的な運営方法の確立につなげます。
3 事業費の内訳 ※単位:千円、 前年:( )
鳥取県総合芸術文化祭開催費補助金
○補助対象者 鳥取県総合芸術文化祭実行委員会
○補助対象経費 第6回総合芸術文化祭開催に必要な経費
○補助率 10/10(上限額:56,975)
(1)メイン事業
「ロマン街道・とっとり−夢たぎる男たちの生きざま−(仮題)」
31,587(29,190)
人件費 10,201( 9,890)
事業費 25,442(21,750
入場料収入 4,056( 2,450)
会場:鳥取県立県民文化会館梨花ホール
内容:第1部 池田家の復活能(演目未定)
第2部 音劇 夢のあと−因幡合戦記−(仮題)
期間:2日間
事業費の概要
・舞台関係 20,285
・会場使用料 2,529
・運営費等 117
・プレイベント 483
(2)県民企画アートチャレンジ事業10,800(10,800)
「県民企画アートチャレンジ事業」は、地域で活動するアーティストが、自ら企画力や運営力を養いながら、県民に魅力的な芸術文化の鑑賞機会を提供するため、企画公募・公開審査を経て、実行委員会が委託して実施する事業です。
◆メイン事業を実施しない地区、1地区あたり3事業実施します。
◆うち1事業はメイン事業開催前年プレイベントとして実施します。
・西部3事業(うち1事業をプレイベントとして位置付け)
・中部3事業
(3)ワークショップ・フリースペース参加体験型事業4,700(4,700)
(4)広報費6,000(6,000)
(5)運営事務費(実行委員会、評価委員会及び事務局運営経費) 3,888(3,888)
合 計 56,975(54,578)
4 債務負担行為の理由
複合的事業展開及び企画公募のため早期の取り組み及びより質の高い事業を実施するには、十分な準備期間及び周知期間が必要なため。