1 財政課長査定結果
(1)内示額 1,094千円(要求額2,269千円)
(2)内容 「モデル的にやる気と熱意のある1JAに絞って取り組む
こととする。」
2 査定結果の対応
○モデル的に1団体に絞って取り組むのではなく、県域(3団
体)での実施を要求する。
3 復活要求理由
○県域で取組を展開することで、
・互いに競い合う相乗効果により生産技術のレベルアッ
プが図られ、早期の「特Aランク」の取得と「特Aランク」
米の産地化が可能になる。
・県域で取り組むことで、県外の米業者等の市場に対する
アピールとなり、県産米の評価アップにつながる。
【県外の「特Aランク」を取得した産地の取組】
JA等が窓口となり、
・(財)日本穀物検定協会の食味検定で最高ランク「特Aラン ク」を取得して、産地化を図っている。
(島根県旧仁多町産コシヒカリ:H15年「特Aランク」を取得、
魚沼産コシヒカリ:毎年「特Aランク」を取得)
・「特Aランク」米の産地をセールスポイントに有利販売を行って
いる。
【県内の「美味しい米づくり」に意欲的に取り組んでいる事例】
○国府町万葉美人米
・国府町万葉美人米生産部
(会員30名、栽培面積21ha、事務局JA鳥取いなば)
・県認証特別栽培コシヒカリ、商標登録取得)
○東伯マルチ栽培米
・有機米研究会
(会員40名、栽培面積22ha、事務局JA東伯)
・県認証特別栽培コシヒカリ、氷温熟成米
○奥日野こしひかり
・日野特別栽培米研究会
(会員102名、栽培面積67ha、事務局JA西部)
・県認証特別栽培米、氷温熟成米
【参考】
(1)食味ランキング
@評価方法
・日本晴とコシヒカリ(共に近畿圏産)のブレンド米を基準として、
試食により食味を評価(昭和46年から毎年実施)
A評価区分
「特A」:特に良好なもの,「A」:良好なもの、「A’」:同等のもの、
「B」:やや劣るもの、「B’」:劣るもの
B産地選定とサンプリングの方法
・肥料や農薬の使用、水管理等の栽培方法を統一化し、一定の
まとまりをもって生産に取り組む産地から、日本穀物検定協会
と全農とっとり、農協が協議して代表的なほ場を決定し、1銘
柄につき1サンプル(玄米3kg)を選定。
(2)「特Aランク」格付け、
・平成17年産米の「特Aランク」格付けは、134産地銘柄の
うち17産地銘柄
・鳥取県産コシヒカリはAランク、Aランクは54産地銘柄
(3)「特Aランク」取得を活かすための産地の取組
・「特Aランク」を取得しても、販売する米が「特Aランク」の米に比
べて低品質だったり、量が確保できなければ、かえって市場評
価が下がることになる。
・評価を維持するためには、高品質な米の生産や生産量の
確保など「特A産地」としての 生産体制の強化や拡大が必
要。
4 事業内容
○良食味米の生産に意欲的な農業者及び農業者集団の
「特Aランク」の取得と「特Aランク」米の産地化の取組に
対して助成
○復活要求額 325千円
(補助金143千円、県事業費182千円)
事業実施主体 |
農業者団体・県 |
事業実施年度 |
平成19年度〜平成21年度 |
補助率 |
1/2(単県) |
(単位:千円)