1 事業の内容
@ H18年度は梨やブドウなど県内農産物中の抗アレルギー成分 の検索を実施中であり、H19年度はシジミやワカメなど県内水 産物の検索を行う。
A H18年度の試験結果をもとに、H19年度は実験動物を用いた
抗アレルギー効果の検証を行う。
2 事業の必要性
@ 幼児のアトピーや食物アレルギー、また成人の花粉症等、
アレルギー体質に悩まされている人は年々増加しており、そ
の数は国民の30%にものぼると言われるほどである。今後も
その数が増加することが予想され、アレルギーの予防・対策
は急務である。
A 既にアレルギー体質を持つ人、また今後アレルギー体質と
なる可能性のある人にとって、抗アレルギー成分の検索はア
レルギー予防の助けとなる。
3 事業の効果
鳥取県は農水産物の生産が盛んであり、これらの中にはア
レルギーを抑える(抗アレルギー)成分を有するものがある
と考えられる。それらを特定することで、
⇒アレルギー症状緩和につなげたい。
⇒地産地消の活性化。
⇒これまで農産物で廃棄していたものの再利用。
【これまでの成果】
H17年度に県内の食物アレルギーに関する実態を把握するた
め、幼稚園・保育園・小学校・中学校を対象にアンケートを
実施した。H18年度は県内農産物の成分検索を実施中である。
【成果に基づく今後の方針】
アンケート結果を参考にしつつ、農水産物の選択と検証実験 を行う。
4 平成19年度要求額内訳 (単位:千円)
内 訳 | 要求額 |
水産物の細胞実験 | 502 |
農産物の動物実験 | 698 |
合 計 | 1,200 |
5 事業期間及び経費
区分 | 事業内容 | 事業費(千円) |
H17年度 | アンケート調査
〜県内食物アレルギー実態調査〜 | 1,518 |
H18年度 | 農産物の抗アレルギー成分検索 | 1,542 |
H19年度 | 水産物の抗アレルギー成分検索
実験動物の抗アレルギー効果検証 | 1,200 |