1.目的・背景
○森林・林業は、木材価格の低迷から森林整備が不十分
○地元工務店等は大手住宅メーカーの商品力・営業力などに押され木造住宅の着工戸数の減少に伴い厳しい経営状況
○プレカット加工の割合が6割に達し、伝統的な木造軸組住宅の担い手である職人の仕事が組立主体へと変化
○技能を発揮する場がない
○職人の減少及び高齢化が進み、地域の財産である技術の継承が困難
県産材の需要拡大と技能継承機会の創出が必要
○県産材の地産地消の推進及び、それに伴う環境負荷の低減
○伝統技能を継承する機会創出による地域固有の伝統的工法の継承
2.制度概要
(1)県産材活用促進助成
県産材を10m3以上利用して建設した1戸建て木造住宅に対し、県産材使用量に応じ30千円/m3を補助
補助上限額:600千円
(2)伝統技術活用促進助成
県産材活用促進助成の条件を満たす在来軸組工法の住宅で、次の2つの要件を満たすものに対し150千円を加算
・手刻み ・外壁板張り ・左官仕上 ・日本瓦葺
※外壁板張り、左官仕上げはそれぞれ40m2以上
3.所要経費
【県産材活用促進助成】
18m3×30千円×240戸=129,600千円
【伝統技術活用促進助成】
150千円×120戸=18,000千円
〔H19年度支払い予定分(H18年既受付分)〕
18m3×30千円×110戸=59,400千円
150千円×55戸=8,250千円