1 背景・課題
・「県民の建物100選」は地域のまちづくりに活用してもらうことが目的であり、広く県民へ周知を図る必要がある。
・しかし、建物は県内に散在しており、また詳細な情報を満載した冊子(現在作成中)は有料であるため、県民個人が「県民の建物100選」に気軽に触れる機会を失いがちである。これでは、県民主体の本事業は当初の目的を達成できていない。
・一方で、建物所有者にとっては、建物の維持補修に係る助成が
無いこと等具体的なメリットに乏しく、自費で保全を強いられるなど負担が大きいため、後世に残すことが難しい。
2 事業内容
(1)バスツアー(誘導)
「県民の建物100選」をめぐる、まちづくりに造詣の深い建築士等の解説付きのバスツアーを開催
開催日程:東・中・西部各1回、各地区5件程度の見学
参加費:1人1,000円
(2)パンフレットの作成(周知)
一般県民・県外旅行客に無料で配布できるパンフレットを作成
@規格
A4版6ページ(表紙、概要、東部、中部、西部、背表紙)
A部数
4,000部(駅、道の駅、公民館、各市町村観光案内所、集客施設等 (大型デパート、砂丘等)
(3)維持・保全(活用)
「県民の建物100選」の維持・保全に係る費用の一部を助成
補助内容 | 公共建築物を除く建物の、維持・保全に係る費用(一般公開されていない場合は外観に係る費用のみ) |
事業主体 | 市町村 |
補助要件 | 地域のまちづくりの資源として活用されているもの、また今後活用が見込まれるとして市町村が認めた建物 |
補助率 | 県1/4、市町村1/4、建物所有者1/2 |
補助限度額 | 9,000千円 |
(4)案内標識の設置(表示)
公道に建物の案内標識を設置する費用の一部を助成
@補助内容
道路から、「県民の建物100選」へと案内する標識の設置費用
A事業主体
市町村
B補助要件
・標識に「県民の建物100選」である旨を表記すること
・国道又は県道に設置すること
C補助率
県1/2
D補助対象限度額
300千円
3 必要経費
(1)バスツアー
@バス借上費
125千円/1台×6台=750千円
A講師謝金
6,000円/1h×8h×3人=144千円
B講師旅費 19千円
(2)パンフレットの作成
・委託費 500千円
(3)維持・保全
・補助金
2250千円×2=5000千円
(4)案内標識
・補助金
150千円×5=750千円
(1)+(2)+(3)+(4)=7,163千円