概略説明
本県特産物であるラッキョウ等は、全国的に生産量が少なく、使用可能な農薬の登録が進んでいない。登録農薬が少ない作物では、病害虫を防ぎきれないことによる減収等が生じている。そのため、本事業により農薬登録に必要な、農薬の効果試験や残留試験などを行ない、農薬の適用拡大を進める。
1 事業の効果
これまでに、本事業を活用して以下の農薬の適用拡大を進めた。
・イチジク | 1剤(カミキリムシ類) |
・ラッキョウ | 5剤(乾腐病、灰色かび病、黒点葉枯病) |
2.残された課題
全国的に生産量の少ない農産物の栽培者からは、まだまだ農薬登録を進めて欲しいとの要望がある。また、新たな病害虫の発生や薬剤抵抗性の問題等もあり、今後も農薬の適用拡大を進めていく必要がある。
3 廃止の理由
平成19年度より、生産振興課要求事業「農薬適正使用推進事業」に統合するため、本事業は廃止する。