現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 農林水産部の[廃止]バイテクによる画期的鳥取オリジナル品種の開発
平成19年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:園芸試験場費
事業名:

[廃止]バイテクによる画期的鳥取オリジナル品種の開発

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農林水産部 園芸試験場 生物工学研究室  電話番号:0858-23-1341


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
19年度予算計上額 0千円 0千円 0千円 0.00人 0.00人 0.00人
19年度予算要求額 0千円 0千円 0千円 0.00人 0.00人 0.00人
18年度予算額 0千円 0千円 0千円 0.00人 0.00人 0.00人

事業費

要求額:0千円  (前年度予算額 0千円)  財源:  

課長査定: 

事業内容

略説明

 バイテク手法により、「大玉二十世紀梨」、「花御所の食味を持つ早生柿」、「花持ちの良いリンドウ」、「小球開花性のユリ」、「大粒青ブドウ」を開発する。
また、「二十世紀ナシ後継品種」の開発の促進、及びナガイモ新品種「ねばりっこ」等の本県オリジナル品種のブランド化を図るため、これら農産物の遺伝子鑑定法を開発する。

1 事業の必要性
 青ナシ大玉化・高糖度化等の改良が求められている(対象県内ナシ農家 3,600戸)。
 本県特産の甘柿‘花御所’改良品種を開発して欲しいとの要望がある(対象:県内カキ農家 1,370戸)。
 リンドウ本県独自の優良な品種を開発してほしいと産地からの強い要望がある(対象:県内リンドウ栽培面積389a)。
 ユリ種苗費がかかるため、球根の一部を挿して1年以内に開花する(小球開花性)品種を開発する必要がある(対象:県内ユリ農70戸)。
 青ブドウの有望新品種である‘シャインマスカット’を、
もっと大粒に改良して欲しいと、生産者からの声がある(対象:県内ブドウ農家 410 戸)。
 ‘二十世紀’後継品種を、効率良く育成するため、遺伝子の目印(DNAマーカー)を開発する必要がある。
 本県ナガイモ新品種ねばりっこブランド化を図り、他産地での不正栽培を防止するため、‘ねばりっこ’と従来の品種とを遺伝子鑑定により識別する必要がある。

2 事業の内容
 染色体倍加・組織培養→ ‘おさゴールド’園試新系統等のナシ大玉化技術の開発
 組織培養→ ‘花御所’への‘刀根早生’の優良形質(早 生・種なし)の導入  
 組織培養・染色体倍加 頂花咲き盆出荷のリンドウの育種親株の特性検定、種子のつかないリンドウの育成
 組織培養→ 小球開花性のあるユリの育種
 染色体倍加技術・組織培養→ ‘シャインマスカット’の大粒化系統の開発
 DNAマーカー 高糖度耐病性等の有用遺伝子に連鎖 したDNAマーカーを開発し、交雑種より優良個体を選抜
 遺伝子鑑定 → ‘ねばりっこ’と従来のナガイモ等とを簡便に判別できる鑑定技術を開発する。 

3 事業の効果
・大玉、高糖度の青ナシ→大玉果実の安定生産→青ナシブランドの強化
・‘花御所’の早生・種なし化→農家所得の向上→産地の再生
本県独自のリンドウ品種→需要期に向けた安定生産→産地再生
小球開花性のユリ→球根養成期間の短縮→種苗費コスト低減 →農家所得の向上→ユリの生産振興
大粒‘シャインマスカット’→農家所得の向上→生産振興
DNAマーカー→ナシ等新品種開発の年限の大幅な短縮
遺伝子鑑定→‘ねばりっこ’のブランド化・県内限定生産→産地の振興
4 これまでの成果

 ‘おさゴールド’、園試新系統等、現在19種類のナシ品種・系統において、染色体数を増やした個体が得られている。育苗と高継ぎ栽培を実施中。
 柿の‘花御所’と‘刀根早生’の雑種を131系統育成し、栽培試験を実施中。H16年初結実し、特性を評価中
 リンドウ31系統のバイテク苗を現地ほ場に定植し、性評価試験を実施中。
 ユリ種間雑種92系統育成し、栽培試験を実施中。
 ブドウの培養植物で染色体数を増やす条件を検討中。
 ナシの自家和合性及び日持ち性を判定するDNAマーカーを開発した。(本県が特許出願中特開No.2003-245022)
独法)野菜茶業研究所と共同研究でナガイモの遺伝子鑑定技術の開発に着手

5 H18年度の試験内容
・ナシ及びブドウ大玉化実用系統を育成するため染色体を増やした系統をより多数育成するとともに、現在育成中の系統は栽培特性や果実品質について特性を評価する。
・柿の雑種系統を安定的に着果させ、果実の特性を評価する。
・リンドウ31系統の特性評価(3年生苗)を実施し、優良親株を選抜する。
・ユリ新品種を育成するため、シンテッポウユリと原種を交配する。また、得られた雑種の特性を評価する。
ナシの食味高糖度耐病性等の有用遺伝子の目印となるDNAマーカーを探索する。
‘ねばりっこ’と従来のナガイモ等とを判別できる遺伝子鑑定技術を開発する。

6 H18年度要求額の内訳 
内 訳
要求額
会議、学会等への出張費   303
委託料(リンドウ現地ほ場の栽培委託)   116
栽培管理費(農業資材、農薬、燃料等) 1,000
組織培養費(培養器具、消耗品、試薬等) 1,627  
光熱水費、印刷製本費、通信運搬費等    70
         合 計 3,116


廃止理由

 柿、ブドウのバイテク育種課題を中止し、ナシのバイテク育種を新規要求事業「バイテクによるナシ新品種シリーズの開発」の中で継続実施する。また、リンドウおよびユリのバイテク育種試験は新規要求事業「バイテクによる花きニューアイテムの開発」の中で継続実施する。



財政課処理欄

品種登録及び利用料徴収状況、新品種開発試験の進捗状況等について定期的に点検するしくみを検討しましょう。(サマーレビュー)

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0