1 事業の概要
広葉樹ポット苗木の生産上問題となっている病害防除技術を確立するとともに、植栽時に高活着な優良ポット苗木の生産技術、成長コントロール技術を確立する。
2 事業の効果
(1)病害の発生を抑える技術を確立することにより、得苗率の向上が図られる。
(2)植栽時に高活着な優良苗木生産技術を確立することにより、有用広葉樹林の造成に資する。
(3)成長コントロール技術を確立することにより、得苗率の向上が図られる。
3 事業の内容
(1)立ち枯れ防止技術の確立(H17〜18)
(2)植栽時に高活着な優良苗生産技術の確立(H17〜18)
(3)成長コントロール技術の確立(H17終了)
4、事業の成果
(1)立ち枯れ防止技術
・広葉樹ポット苗木に発生する病害調査を行い、発生病害の種類や傾向を明らかにした。
・激害発生するのは、ウドン粉病、胴枯病など6種類の病害であった。
・冬場の殺菌剤処理を丁寧に行うことで翌年の病害発生を抑制させることが可能と推察された。
(2)高活着な優良苗木生産技術
・ルーピング(過根巻現象)苗木の活着成長調査を行うため、植栽試験地を設けた。現在、根系の伸長状況を調査中。
(3)成長コントロール技術
・下枝の出ないレッドロビンは、BAP(植物成長調節物質)を塗布処理することにより幹から休眠芽を伸長させることが可能となった。
5、その他
事業年度:平成17〜18年度(18年度で完了)