現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 農林水産部の規模拡大酪農家生産調整緊急対策事業
平成19年度予算
11月補正 一般事業  部長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産振興費
事業名:

規模拡大酪農家生産調整緊急対策事業

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農林水産部 畜産課 企画・中小家畜係  電話番号:0857-26-7288

事業費

要求額:4,754千円    財源:単県  (要求額の内訳) 

部長査定:ゼロ 

事業内容

1 事業概要 

       農業経営基盤強化資金の末端金利を引き下げることにより、酪農家の経営安定を図る。

2 事業内容

       平成14年度から18年度に、規模拡大のため農業経営基盤強化資金(以下L資金)を借りて設備投資したが、飼料価格の高騰、乳価の低迷、更に減産型生産調整により計画どおり増頭出来ず経営が悪化した将来担い手となる酪農家に対して支援する。
       
3 背景及び補正理由
      1)酪農家の現状
       平成17年度後半の過剰な生産基調の反動から、18年度には生乳の計画生産が開始され生乳の減産が始まった。また、飲用牛乳の消費低迷により、加工率が上昇し乳価の下落をもたらしている。
       さらに、輸入主要国(米国)での飼料用トウモロコシのバイオ燃料への利用により、配合飼料価格は急騰しており、現在も高止まりが恒常化し、原油価格の高騰による輸送費、光熱費等の上昇による生産費の増加が続いている。
       
      2)規模拡大農家
      規模拡大をした酪農家においては、牛舎や牛の導入のためL資金融通している。しかしながら、生乳の生産量は平均して増頭計画の78%しか生乳を生産することが出来きていない。

      3)資金融通の変化
       平成19年度から21年度にL資金を借り入れる農家においては、末端金利は無利息となった(借入額5,000千円超)。

                         

       平成14年度から18年度にL資金により規模拡大を計画した酪農家で、生産調整により増頭計画が達成できていない農家の経営環境が最も厳しい。
4 要求内容
       14年度以降L資金等を借り受け、生乳の計画生産の影響で計画が達成出来ていない酪農家を対象に、利子軽減を行う市町村に対し、農家が負担する利息を助成する。

      @事業実施主体: 市町村
      A事業期間: 平成19年度〜23年度(5年間)
      B対象者:平成14年度から18年度にL資金を借り受
          けた農家で、計画の達成率が90%以下の農家 
      C事業内容  
          平成14年度〜18年度に農業経営基盤強化資金を借り受けた利息について、19年度から農家負担利息を0.3%以下にする(22年度から23年度は0.5%)。    
          基準金利     2.0%〜3.5%
          国利子補給(約1.0%)
          市町村(県分含む)利子補給0.3%(償還終了まで)
          市町村(県分含む)利子補給0.2%〜1.2%
                  (H12〜17の貸付に対し7年間助成)
          農家負担金利   0.5%〜2.0% 
            H19〜21年は0.3%まで助成
            H22〜23年は0.5%まで助成
  
    5 補正要求額
                  
        19年度補助額 4,754千円(個々の農家の積み上げによる)
          内訳
            対象農家 15戸
            融資残高 1,217,332千円
                      (平成18年12月末現在)  
           
            19年度利息    4,754千円
         債務負担       (単位:千円)   

        20年度

        4,518

        21年度

        4,279

        22年度

        2,751

        23年度

        3,299


        14,847



        財政課処理欄


        酪農家に対しては、バンカーサイロ整備支援を新たに行う予定であり、償還が実際に滞っている農家がどの程度あるのか不明な中で、更なる支援は疑問です。
        また、既に融資されている資金については、償還延期措置があり、融資機関と協議する際に、投資・返済計画の作成に対する支援や返済計画の作成に対する支援や返済実績に対する助言を行っていますし、償還困難な場合の借り換え制度もあり、活用される場合に助言を行っています。

        なお、L資金の利子助成は、県1/2・市町村1/2で行っているにもかかわらず、今回の上乗せ支援が、県10/10であるのは疑問です。

        要求額の財源内訳(単位:千円)

        区分 事業費 財源内訳
        国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
        既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
        保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
        復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
        追加要求額 4,754 0 0 0 0 0 0 0 4,754
        保留・復活・追加 要求額 4,754 0 0 0 0 0 0 0 4,754
        要求総額 4,754 0 0 0 0 0 0 0 4,754

        財政課使用欄(単位:千円)

        区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
        査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
        保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
        別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0