1 目的
福祉サービス第三者評価について、事業者の受審費用の支援制度及び優良なサービスを提供する事業者の認定制度を新たに設け、事業者の第三者評価の受審を促進する。
(効果)
@事業者は、サービスの質の向上に取り組む
A利用者は、サービス選択のための情報を入手
(根拠法令) 社会福祉法第78条第1項
「社会福祉事業の経営者は、自らその提供する福祉サービスの質の評価を行うことその他の措置を講ずることにより、常に福祉サービスを受ける者の立場に立つて良質かつ適切な福祉サービスを提供するよう努めなければならない。」
2 背景・問題点
(1)経緯
・H12 社会福祉法改正により、サービス評価が努力義務化
・H16.5 国より、第三者評価事業に関する指針が発出
・H16.7 県評価推進委員会を設置
・H16.11〜 第三者評価機関を認証
(2)課題
・受審が低調である。(3ヵ年度で16件)
(理由)@受審に費用がかかるため
A評価を受審している事業所が、まだ少ないため
B評価を受審することに魅力を感じないため
(3)現状
評価受審事業所数 |
16施設/約1500事業所(H16〜3年間) |
鳥取県認証
評価機関・調査者数 |
6評価機関・105名 |
3 新 福祉サービス第三者評価受審費補助金と運営費補助金(一般事業分)
名称 | 内容 | 対象 |
福祉サービス第三者評価受審費補助金
〈新設〉 | ・受審経費の補助。
・補助限度額500千円。 | ・第1種社会福祉事業のうち入所施設
・運営費補助金の交付を受ける施設、公設の施設を除く
・補助対象施設:79施設 |
民間社会福祉施設運営費補助金(一般事業分)
〈制度改正〉 | ・施設運営費の補助。
・第三者評価を受審した施設に対して500千円多く配分。
(H19年度当初予算200千円の配分から500千円の配分へ制度改正) | ・措置費対象施設(保護施設、児童養護施設等)
・保育所運営費対象施設 等
・補助対象施設:64施設 |
【福祉サービス第三者評価受審費補助金】
(1)補助限度額 500千円
※通常の評価に加えて、アドバイザー動向訪問調査、利用者アンケート調査の実施にかかった費用も対象
(2)補助率 10/10
(3)補助対象経費 福祉サービス第三者評価の受審に要した経費
(4)本補助制度を設ける期間(予定) 3ヶ年
(5)予算要求額 5,035千円
(補助金:@500千円×10事業所、事務費35千円)
4 新 福祉サービス第三者評価総合A評価事業者認定制度
県が認証した評価機関の評価を受審した事業者のうち、一定の基準を満たした事業者を「総合A評価事業者(仮称)」として、県が認定する制度。
予算要求額 157千円(事務費)