現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 総務部の北朝鮮による拉致被害者等帰国後支援事業
平成19年度予算
6月補正 一般事業  課長要求      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:社会福祉総務費
事業名:

北朝鮮による拉致被害者等帰国後支援事業

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総務部 人権推進課 企画調整係  電話番号:0857-26-7590

事業費

要求額:2,997千円    財源:単県  

課長査定:計上   計上額:1,161千円

事業内容

1 事業の背景・目的


  「拉致」は、北朝鮮による国家的犯罪であると同時に、人間の尊厳

や基本的人権を侵害する重大な人権問題である。

県関係者の早期解決が必要
 
(1)昨年11月、米子市の松本京子さん(1977年失踪当時29歳)が

17人目の拉致被害者として政府認定された。(鳥取県内で初)

(2)県内では松本さんだけでなく、少なくとも3名の行方不明の方につ

いて、北朝鮮の拉致の可能性が排除できないと指摘されている。

 ※いずれの方も拉致又は失踪から20〜30数年が経過しており、早期の
  帰国実現、真相解明が望まれる。

北朝鮮は「解決済み」に終始
 
 政府は、拉致問題を日朝間の諸懸案の最優先事項として取り組ん

でいる。先の6カ国協議の中の2国間交渉においても、北朝鮮側に対

し、拉致被害者の即時帰国及び事案に関する真相究明を強く求めて

いるが、北朝鮮はすでに解決済み、との不誠実な回答に終始してい

る。

             

日本政府の取組を後押し
 
(1)県は、引き続き国に対し、拉致問題の早期全面解決に向けた働き

 かけを行っていく。

(2)北朝鮮は、日本の世論を注視しており、「拉致問題人権法」に

 基づく県民意識の啓発を一層進めることで世論を高めていく。

帰国後支援体制の構築

 「拉致支援法」に基づき、帰国被害者等が自由で安らかな生活を取

り戻し、物心両面において安心して暮らせる生活基盤づくりに必要

な体制を構築するため、米子市等関係市町村と連携して調査・検討

行う。



2 事業の内容


(1)国への要望

 拉致問題の早期解決の実現と拉致の可能性が指摘されている人

の全容解明を政府に要請するとともに、被害者の安否、政府の取組

等に関する情報収集に努め、家族に対して速やかな情報提供を行

う。

(2)帰国後支援準備体制検討経費 (376千円)

 県と県内関係自治体で「北朝鮮による拉致問題の早期解決実現

連絡協議会(仮称)」を構成し、連携協力して拉致問題の早期全面解

決の実現に取り組む。
項  目
概   要
名   称
北朝鮮による拉致被害者の早期解決実現連絡協議会(仮称)
関係自治体
県、米子市、伯耆町、日南町
取組内容
@国への要望

A拉致被害者帰国後の支援体制の構築

 ア 失われた生活基盤の再建を支援する施策と    体制の検討、調整
  【施策例】
   生活相談、社会適応指導、住居の安定 就   学、就労支援等

 イ 先例調査

・調査内容:帰国決定からふるさと定住までの具        体的プロセス、効果的支援とその策        定、留意点等の調査

・調査先(案):福井県と小浜市、新潟県と柏崎市

・調査人員:県3名と米子市など

B家族の支援(安否、政府取組等の情報提供)


(3)県民意識の啓発(2,621千円)

  拉致問題に対する県民の関心を高めるとともに、被害者及び御家

族への支援の必要性についての理解を促進するため、各種の啓発

活動を行う。
事業名等
概    要
講演会

映画上映会

写真パネル展


(2,197千円)
  拉致問題解決に取り組む市民団体に委託して

県内2会場(東・西部)で開催

<講演会>

・開催時期:8月頃

・松本京子さん及び拉致の可能性が指摘される県

  関係の被害者家族のアピール

・講師予定:横田滋・早紀江夫妻

<映画上映会>

・開催時期:12月頃(北朝鮮人権侵害問題啓発週間)

・上映作品:「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」

<写真パネル展>

・上記講演会、映画上映会と同会場で開催

写真パネル

巡回展


(304千円)
@拉致問題解決に取り組む市民団体に委託して、
松本京子さん及び県内で拉致の可能性が指摘さ
れている方々の写真パネルを作成

A県内3会場(東・中・西部、各2回)で巡回パネル展
を行うほか、市町村、関係団体への貸出を行う。

街頭啓発

(120千円)
 関係団体・市町村・被害者の御家族等が連携し、

北朝鮮人権侵害問題啓発週間中に街頭啓発を実施



財政課処理欄

    標準事務費対象経費については、既定経費で実施してください。
    映画上映については、既存事業(映画で身につけよう人権感覚事業)で工夫して実施してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 2,997 0 0 0 0 0 0 0 2,997

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 1,161 0 0 0 0 0 0 0 1,161
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0