1 目 的
設置後12年を経過した県立童謡館について、設置の基本理念等の再確認と今後のあり方について検討する。
2 現状と課題
開館から12年を経過し、施設設置の基本理念と顧客ニーズ及び社会情勢の変化等による施設の実態とが乖離している。
わらべ館は、郷土出身の音楽家を顕彰する童謡館(県)とおもちゃ館(市)とでスタートしているが、実質的に観光、子育て支援施設としての役割も担っており、わらべ館のあり方を根本的に確認する必要がある。
(参考)
平成17年度決算審査特別委員会文書指摘
現在の展示内容、イベント企画などのままでは、これ以上の集客を期待できないことから、集客機能、ミュージアム機能、社会教育施設といった視点を含めて、わらべ館のあり方を総合的に、かつ早急に検討すべきである。 |
【検討に当たっての留意点】
県立童謡館は、鳥取市の鳥取世界おもちゃ館との複合施設(総称「わらべ館」)であり、見直しに当たっては鳥取市とコンセプトを共有しながら検討する必要がある。
3 検討方法
(1)問題点等の把握
施設利用者、わらべ館の利用が見込まれる関係機関等に対するアンケート及びパブリックコメント等による県民からの意見を募り、問題点等を把握する。
(2)「わらべ館あり方検討委員会」の開催
「わらべ館あり方検討委員会」を設置(事務局:県、鳥取市も参画)し、アンケート等の結果を踏まえながら、今後のわらべ館の基本的なあり方について検討してもらい、提言していただく。
なお、検討委員は、観光施設、社会教育施設としての機能拡充等さまざまな角度からの検討が必要であるため、各分野の有識者と県民からの公募2名により構成する。
区分 | 内容 |
名称 | わらべ館あり方検討委員会 |
検討委員 | 童謡唱歌関係者、おもちゃ関係者、観光関係者、学識経験者、公募委員(2名)等 計14名程度 |
開催時期 | 平成19年度上半期に検討委員会を3回開催
(平成20年度当初予算要求に反映) |
(3)基本理念等の再設定
「わらべ館あり方検討委員会」からの提言を受け、県と鳥取市で協議を行い、基本理念等を再設定する。
4 経費
2,253千円(県1/2、鳥取市1/2)
科 目 | 金額(千円) | 備 考 |
特別旅費 | 928 | 検討委員旅費(4回分) |
報償費 | 516 | 検討委員報償費
@9,200円×14人×4回 |
委託料 | 600 | アンケート調査結果の集計・分析 |
その他 | 209 | 県職員旅費、印刷製本費、連絡調整費、会場使用料等 |
(参考)県立童謡館の沿革
H7.7.7 | 県立童謡館及び市立鳥取世界おもちゃ館を併設
(総称:わらべ館)して開館
管理委託 財団法人鳥取童謡・おもちゃ館 |
H18.4.1 | 指定管理者制度導入
指定管理委託 財団法人鳥取童謡・おもちゃ館 |