1.事業目的
耐震診断の結果、耐力度が最低値であり老朽化も激しく最も改築の必要性の高い米子東高校第二体育館の建替えを行うもの。
2.事業の背景
@低い耐震性
◆平成17年度に耐震診断を実施した結果、安全性及び緊急度共
に最低の評価。
A構造上の特殊性
◆耐震診断対象の体育館のうち三階建てという特殊構造のものは
はこれのみで構造的にぜい弱。
B鳥取県西部地震の影響
◆鳥取県西部地震で一度大きな衝撃を受けており、耐震評定委
員会でも数値以上に建物全体の強度が低下していることを懸
念。特に、新耐震基準前の三階建て建物でありさらに懸念。
C著しい劣化・老朽化
◆躯体の爆裂・ 外壁の剥離が激しく、また、過去に大規模補修
が一度もされておらず内壁の損傷、ドア・サッシ類も鉄製である
など他校と比べ状態が非常に悪い。( = 第一体育館は大規模補
修済で比較的良好であり耐震補強のみで継続使用可能)
◆地下一階部分は多湿であり衛生上劣悪。( = 白蟻等も発生)
D既存校舎の耐震補強工事・緊急車両進入路確保への対応等
◆今後の既存校舎耐震補強工事のための工事車両動線、工事
用バックヤードの確保( = 第二体育館一帯(プール含む)にス
ペースが必要)
‥現状でも、プールについては老朽化・使用頻度低下により必
要とされておらず、維持管理費(漏水修繕や水道代等)も要し
非効率
◆緊急車両進入路の確保
3.事業内容
@既存第二体育館(S46築、S-2、1,864u)の改築(渡り廊下含む)
⇒鉄骨二階建て、延べ床面積1,961uの新体育館へ
1階部分
(875u)
| 剣道場
器具庫
柔道場
器具庫
更衣室(女子)
部室(7室) | 196u
21u
196u
21u
63u
112u | 管理室
トイレ(男)
トイレ(女)
器具庫
倉庫 | 38u
28u
16u |
2階部分
(1,086u) | アリーナ | 992u | 器具庫
トイレ(多目的) | 36u
|
A新体育館敷地造成、工事用道路(工事完了後も継続使用)設置
B既存第二体育館、既存プールの解体
C渡り廊下(第二期)、グランド整地等周辺整備
4.継続費要求額
| 19年度 | 20年度 | 21年度 | 計 |
委 託 料 | 34,325 | 5,218 | 4,359 | 43,902 |
工事請負費 | 49,071 | 551,028 | 134,330 | 734,429 |
備品購入費 | - | - | 1,200 | 1,200 |
事 務 費 | - | 1,100 | - | 1,100 |
計 | 83,396 | 557,346 | 139,889 | 780,631 |