1事業目的
21世紀鳥取県教育ビジョンの基本理念である「やしさとたくましさを併せ持つ子どもたちを育てる」ために、モデル事業を実施しその取組み例を示すことで、今後の県内の取組みに寄与する。
2背景・現状
1)21世紀鳥取県教育ビジョンの具現化
2)多発化している青少年の問題行動は、家庭・学校・地域との連携なくしては問題解決がはかれなくなっている
3)教育ビジョンの策定段階でいただいた県民の意見や提言並びに意識調査の結果から出てきた課題の具現化
3事業内容
1)実施主体 西部教育事務所
2)実施対象 日吉津村教育委員会
3)実施期間 3年間(平成16〜18年度)
1年次→地域の教育資源活用プランの開発、モデル地域の指定
2年次→具体的な学習プログラムの開発、実践と評価
3年次→「地域の教育資源を活用した学習プログラム集」の作成・評価、県内市町村への発信
4今年度の主な取組み
ア)地教委
・地域や家庭の教育力を高めさせるための研究のまとめ
・住民の学校施設開放及び共同利用に向けての実践
・学社連携・融合実践研究交流での実践発表による意識の啓発
・「地域の教育資源を活用した学習プログラム集」の作成
イ)小学校
・年間授業計画の中で、地域が協力可能な教材の整理
・「地域の教育資源を活用した学習プログラム集」作成の協力
ウ)事務所
・研究推進体制の整備、協力、支援
・21世紀鳥取県教育ビジョンの具現化
・「地域の教育資源を活用した学習プログラム集」作成の支援
4効果
1)策定された21世紀鳥取県教育ビジョンに掲げられている「やさしさとたくましさを併せ持つ子どもたちを育てる」という基本理念の具現化
2)行政・学校・家庭・地域社会が一体となったモデル事業を行うことで、「生きる力の基礎を身につけ、生まれた地域への誇りを持った子どもの育成」、「保護者、地域の意見に支えられた学校づくりの推進」に資する
3)事業実施期間を3年間としたことで、
・教職員や保護者、地域住民が学社連携、学社融合についての理解が深まる
・地域と保護者に向かって学校を開き、その願いに応える学校づくりの推進ができる
・学校を支え、子どもたちを見守り包み込む地域社会づくりが図れ、より効果のある実践となる
4)事業の取組みをまとめた学習プログラムを各市町村に示すことで、今後の県内の取組みに寄与することができる
5所要経費800千円
1)事業の委嘱団体(日吉津村教委)への委託料(732千円)
2)西部教育事務所で執行する予算(68千円)