1 概 要
すぐれた郷土資料(地域資料)の収集・保存を進め、後世へ伝えるとともに、郷土資料の普及・啓発、郷土関係文学者情報の発信を行なうとともに、それらの資料の利用促進を図るため、郷土関係資料のデータベース化を推進する。
2 内 容
○ふるさとの歴史再発見事業(郷土情報の普及)
郷土資料の普及・啓発、情報発信のための事業を行なう。
・郷土文化講演会
講師:鳥取大学助教授岸本覚氏
演題:「地域研究の面白さ(仮題)」
・郷土資料展
・鳥取県に伝わる昔話を聞く会(月の第4土曜日に開催)
・市町村立図書館と連携しての郷土関係資料普及展
連携図書館:日南町立図書館
「わたせのぶあき版画及び動物の本」
・郷土史の資料を読む会
入門講座、専門講座を各4回開催(月の第4土曜日)
・(臨)「奥田義人資料展」の開催
文部大臣・司法大臣を務め、鳥取県の発展に功績のあった「奥田
義人胸像」の寄贈を受けた。これを記念して、胸像の公開に合わ
せて資料展・記念講演会を開催する。
○郷土文学者情報の発信
郷土文学者関係のの資料収集を行うとともに、情報を発信するための事業を行なう。
・郷土文学者関係資料の調査、資料収集
・寄贈資料の整理、目録作成、複本作成
※橋浦泰雄、尾崎放哉関係資料等
・「郷土出身文学者シリーズ 4 河本緑石」の刊行
・郷土文学系同人雑誌の調査、研究
※書誌研究と目録作成
・その他、文化観光局等とのタイアップ
○「文字・活字文化の日」記念事業
「文字・活字文化の日」を記念して、関連の普及事業を行なう。
・鳥取県文字・活字文化資料展
資料展示会:「広がる和紙による表現の世界」(仮題)
記念講演会:「因州和紙の世界」(仮題)
○地域資料データベース等サービス事業
・地元新聞の記事データベースの検索サービスの提供
・県内の研究機関等の発行する研究誌の内容検索サービスの提供
掲載論文の検索ができるようにデータ入力作業を継続して推進
・(臨)郷土の観光及び行政情報発信事業
県内の観光資料、情報及び県を中心とする行政情報の収集を行い、広く県民に情報発信するとともに、将来に引き継ぐ地域資料として保存する。
郷土観光資料発信コーナー及び行政資料コーナーの開設
館蔵行政資料の調査
・(臨)デジタル絵図のインターネット公開事業
平成15年度〜平成17年度事業で作成した当館所蔵絵図のデジタル情報をインターネットで公開する。
○地域の伝えた貴重図書の再活用・発信事業(債務負担行為)
県立図書館には、江戸時代〜明治時代に作られた多くの和古書・漢籍を保存している。これらは、館として収集したものもあるが、図書館の充実を願って地域の人から寄贈されたものも多い。しかし、目録が公開されていないために一般に利用されないままに置かれている。
本事業は、これらの死蔵状態にある和古書・漢籍の目録を作成し、データベースとして公開することを目的とする。
3 積算内訳(千円)
事業名 | 事業内容 | 所要経費 |
ふるさとの歴史再発見事業 | ・奥田義人資料展
・郷土文化講演会
・郷土資料展
・鳥取県に伝わる昔話を聞く会
・市町村図書館で、郷土関係資料の普及展示会
・郷土史の資料を読む
会 | (351)
1,929 |
郷土文学者情報発信事業 | ・資料の調査、研究
・資料整理、目録作成
・「郷土出身文学者シリーズ」の作成 | (3,484)
3,387 |
「文字・活字文化の日」記念事業 | ・「文字・活字文化」に関する郷土資料展 | (2,617)
523 |
地域資料データベース等サービス事業 | ・郷土の観光及び行政資料情報発信事業
・デジタル化した館蔵絵図のインターネット公開
・郷土新聞記事検索サービスの提供 | (7,693)
7,589 |
地域の伝えた貴重図書の再活用・発信事業(債務負担行為) | ・和古書、漢籍の書誌データ入力作業
・データベース化
・インターネット公開 | (0)
3,675 |
合 計 | | (14,145)
17,103 |
(廃止事業)
・(臨)マイクロフィルム化事業
地元紙の保存と普及のために、計画的に紙面のマイクロフィルム化を実施。H11〜15年度分は終了。
・(臨)光ディスクに蓄積した郷土新聞記事データ変換事業
データ変換を終了し、PDFデータとして検索・閲覧に提供。