1 事業概要
県立境港総合技術高等学校の実習船運営に要する経費である。
同校の実習船「若鳥丸」は、高校での実習はもとより青少年を含めた一般県民に親しまれる船舶として建造された。
境港総合技術高校は水産、工業、商業、家庭の複数の専門学科が連携して多様な専門分野の幅広い知識を身に付ける総合選択制学校である。
境港総合技術高校における水産学科(海洋科)ではマリンスポーツ、潜水など海に関する多目的な学習を行うとともに、海技士、小型船舶操縦士の専門的資格取得を可能にする専門性をもった科目も選択できるようにして、幅広く海洋に関わる人材を育成する。
また、平成14年度末に竣工した「若鳥丸」は従来の漁獲主体の漁業学習から体験的な漁業実習及び船舶の航海運用学・機関学、食品製造関連実習、海洋観測・生物資源調査、国際交流、マリンスポーツ等の多目的な学習を行っている。
(若鳥丸の全景)
全長:56.97m 総トン数:516トン 最大搭載人員:68人
(2)所要経費 (単位:千円)
区分 | 若鳥丸 | わかたか
(小型実習船) | 計 |
(前年度当初予算額)
要求額 | ( 88,795)
134,553 | (9,119)
9,302 | ( 97,914)
143,855 |
(3)所要経費の内訳 (単位:千円)
細目 | 若鳥丸 | わかたか | 合計 | 主な内容 |
旅費 | 7,102 | 699 | 7,801 | 旅行手当 |
需用費 | 37,320 | 6,353 | 43,673 | 重油代、光熱水費、餌代等 |
役務費 | 10,147 | 2,248 | 12,395 | 電話代、船舶保険料等 |
その他物件費 | 635 | 2 | 637 | 放送受信料等 |
その他 | 79,349 | 0 | 79,349 | 中間検査費(修繕費含む) |
合計 | 134,553 | 9,302 | 143,855 | |
(4)財源等による事業区分
事業名 | 要求額 (前年度
予算額) | 要求額の財源内訳 | 摘要 |
財産収入 | 繰入金 | 諸収入 | 一般財源 |
県立学校水産実習船実習費 | (97,914)
143,855 | (155)
110 | (0)
0 | (13,522)
10,270 | (84,288)
133,380 | |
(5)平成19年度船舶運航予定(主なもの)
航海名 | 日数 | 寄港地 | 乗船者 | 内容 |
体験航海実習 | 2日間×6回 | 隠岐 | 生徒1年生 | 「水産一般」の科目での泊を伴う乗船実習 |
海洋体験航海 | 7日間 | 金沢 | 生徒2年生
(海洋科) | 長期航海時の船酔い・生活環境への適応などを学ぶ |
潜水実習航海 | 8日間 | 渡嘉敷
那覇 | 生徒3年生
(海洋科) | 「ダイビング」などの潜水教育を行う |
マリンスポーツ実習 | 3日間 | 来居 | 生徒(マリンスタディ選択者) | マリンスポーツの体験学習 |
遠洋・国際交流航海 | 35日間 | ケアンズ
那覇 | 生徒2年生
(海洋科) | 長期間の航海で身体的及び精神的成長を促すもの |
教育センター研修 | 延べ3日間 | 来居
山口 | | |
生涯学習開放講座 | 2日間 | 来居 | 県民の方 | 講座の一環として体験乗船するもの |
中学生体験航海 | 1日間 | | 県内中学生 | 中学生が体験乗船するもの |
県民体験航海 | 1日×30回 | | 県民の方 | 県民の方を対象に乗船を体験していただく |