■背 景■
- 近年日本各地で、地震・豪雨等の災害時に集落が孤立したように、一旦集落が孤立すると多大な損害をこうむるだけでなく、人命に関わる事態が発生する可能性が高い
- 平成18年度、鳥取県・関係市町で山間奥地に位置する111集落(いわゆる「いきどまり集落」)を対象に行った「山間集落実態調査」の結果で、対象集落の53%が「災害時の孤立」を不安と感じている状況
- 山間集落へ続く路線は、交通量が少ないなどの理由により費用対効果の面からは重要度・緊急度が低くなり対策が遅れているのが現状
■目 的■
- 平時はもとより、特に地震・大雨等の災害時に孤立する可能性の高い集落の交通の安全・住民の安心確保を図るため、唯一の生活道路の必要最小限の防災機能確保方法を検討し、早期整備可能にしようとするもの
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■事業内容■
- 「どんづまり道路」の現地調査を行う
- 「どんづまり道路」の問題点を明らかにする
- 「どんづまり道路」の問題を解消するための対策計画を検討する(待避所設置、斜面対策など)
【要求額】C=36,000千円
(3,000千円/箇所×12路線)
- 概略設計:1,500千円/km
- 1路線当り平均延長:2km
- 1箇所当たり設計費:1,500千円×2km=3,000千円
■その他■
- 対象路線は全部で20路線あるが、今回調査を行う路線以外は「孤立集落交通確保事業(H18〜19)」等で検討・対策実施済み
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