事業名:
廃菌床の有効利用に関する研究
生活環境部 衛生環境研究所 企画調整室 電話番号:0858-35-5412
事業費
要求額:2,000千円 財源:その他
課長査定:計上(一部既定経費対応) 計上額:1,458千円
事業内容
1 事業の目的
きのこの菌床栽培からは大量の廃菌床が発生する。
県内の発生量は、おおよそ6000t/年と推定され、また、食品産業クラスター事業におけるハタケシメジ栽培の事業化により、今後もその増加が見込まれる。しかし、その高度な有効利用技術は確立されていない。
一方、廃菌床には次の資源価値を期待することができる。
- リグニンパーオキシダーゼ等の活性酵素を含有する。
- リグニンが分解し、セルロースの利用が容易な木質資源
また、廃菌床は元々木質由来の資材であることからカーボン二ュートラルな資源として地球温暖化対策に寄与することができる。
以上の特性を生かし廃菌床の資源としての利活用を図る。
2 事業の概要
菌床栽培から大量に発生する廃菌床について、次の研究を行い、有効な資源化技術を確立する。
(1)有機塩素系化合物等の汚染に対する環境浄化技術
【共同研究】:鳥取大学菌類きのこ遺伝研究センター、 林業試験場
(2)アルコール等工業原料への変換技術
【共同研究】:鳥取大学工学部、林業試験場
((1)及び(2)での共同研究機関とは、
助言及び情報交換としての位置づけ)
(3)産学官連携による実証を見こした高効率生産技術の 開発(追加)
■ 環境省:「地域の産学官連携による環境技術開発基盤モデル事業」を活用
(環境省より、産学官の3機関に資金助成)
【共同研究】
(産)民間企業2社 (200千円)
(学)鳥取大学工学部 (2,000千円)
(官)衛生環境研究所 (2,000千円)
3 要求理由
平成19年度当初予算要求時点では、2の(1)及び(2)について要求を行ったが、その後、環境省の「地域の産学官連携による環境技術開発基盤モデル事業」により、産学官連携による共同研究に対し、3機関(県、鳥大、企業)のいずれに対しても助成を受けることができることとなり、実証化を見こした2の(3)の共同研究を実施することが可能となった。
このため、モデル事業として採択された調査研究のうち、当所で実施する調査研究経費2,000千円について、増額要求を行うもの。
4 所用経費
(単位:千円)
当初予算額 | 補正要求額 | 計 |
1,864 | 2,000 | 3,864 |
財政課処理欄
標準事務費(542千円)は枠内での執行とし、受託事業収入を本事業に使う標準事務費に充当してください。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
現計予算額 |
1,864 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,864 |
要求額 |
2,000 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,000 |
0 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
査定額 |
1,458 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,000 |
-542 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
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