現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成19年度予算 の 生活環境部の廃菌床の有効利用に関する研究
平成19年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:衛生環境研究所費
事業名:

廃菌床の有効利用に関する研究

もどる  もどる

生活環境部 衛生環境研究所 環境化学室  電話番号:0858-35-5416


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
19年度予算計上額 1,864千円 5,095千円 6,959千円 0.77人 0.00人 0.00人
19年度予算要求額 1,864千円 5,020千円 6,884千円 0.75人 0.00人 0.00人
18年度予算額 0千円 0千円 0千円 0.00人 0.00人 0.00人

事業費

要求額:1,864千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県  

課長査定:計上   計上額:1,864千円

事業内容

1 事業の内容

菌床栽培から大量に発生する廃菌床について、

  (1)有機塩素系化合物等の汚染に対する環境浄化技術

  (2)アルコール等工業原料への変換技術

に関する開発を行い、有効な資源化技術を確立する。

 【共同研究】:鳥取大学菌類きのこ遺伝研究センター、

        鳥取大学工学部、林業試験場

2 事業の目的・効果・背景等

(1) 背景・目的

 きのこの菌床栽培からは大量の廃菌床が発生する。県内の発生量は、おおよそ6000t/年と推定され、また、食品産業クラスター事業におけるハタケシメジ栽培の事業化により、今後もその増加が見込まれる。しかし、その高度な有効利用技術は確立されていない。

 一方、廃菌床には次の資源価値を期待することができる。

        • リグニンパーオキシダーゼ等の活性酵素を含有する。
        • リグニンが分解し、セルロースの利用が容易な木質資源
 また、廃菌床は元々木質由来の資材であることからカーボンニュートラルな資源として地球温暖化対策に寄与することができる。

 以上の特性を生かし廃菌床の資源としての利活用を図る。

(3) 事業の効果

        •  今後、大量に発生すると予測される廃菌床の、再資源化技術を確立し、鳥取県に特有の循環型社会システムを構築することができる。
        •  また、菌床栽培を基軸とした新たな環境産業を創出することができる。


3 事業の内容

(1) 対象 県内の各種きのこ栽培から排出された廃菌床




(2) 試験内容

 【環境浄化技術への応用】

        • 廃菌床の酵素活性の評価(H19年度)
    酵素活性の分析、既存の論文等から酵素の機能性評価
        • 有機塩素系化合物の分解性の評価(H20年度)
    有害物質の分解率測定、分解生成物の分析

    汚染土壌、廃棄物に対する浄化性能の評価

 【工業原料化】

        • 廃菌床の糖化技術の開発(H19年度)
    廃菌床に適した糖化方法の開発   
        • 糖からの工業原料生産技術の開発(H20年度)
    醗酵条件、収率、醗酵効率について分析
        • 鳥取県での実証に向けた課題整理(H20年度)
    原料調達を含めた生産プロセスの課題整理

    廃菌床以外の利用可能な未利用資源調査


4 平成18年要求額内訳(単位:千円)

内  訳
金 額
学会、技術研修会への出席旅費
   160
試験検査のための消耗品費
  1,104
試験検査のための医薬材料費
   527
電話、燃料費、印刷製本費
    73
合  計
  1,864

5 事業期間及び経費 
     
区 分
事業内容
事業費(千円)
H19年度酵素活性の測定
廃菌床の糖化試験
  1,864
H20年度有機塩素系化合物分解試験
アルコール等の合成試験
  1,500
   


財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 1,864 0 0 0 0 0 0 0 1,864

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 1,864 0 0 0 0 0 0 0 1,864
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0