1 事業の目的
(1)鳥取県農林水産技術協議会を開催し、農林水産関係試験研究機関相互の意見調整及び研究の効率的推進と成果の円滑な普及を図る。また、各試験場が設置する部会においては、農林漁業者が生産現場で抱える課題、問題点を把握し、今後取り組む課題の検討や得られた研究成果に対する評価を得る。
(2)独立行政法人等の試験研究機関や大学に研究員を派遣し、高度な先進技術を習得、資質向上を図る。
2 主な事業内容及び要求額
(1)農林水産技術協議会(1,751千円)
@各部(分科)会における研究課題、成果等の検討
○部(分科)会数 26部(分科)会
○開 催 回 数 32回
A農林水産試験研究評価会議(外部評価)の開催(新規)
○試行的に、各試験場の研究課題のうち1〜2課題について、外部の視点を入れた客観的評価を導入する。
○構成員は10名程度とし、市場関係者、消費者代表、学識経験者等とする。
○検討結果は、研究課題の内容、予算要求の可否に反映させる。
B職務育成品種審査会の開催(新規)
○職務育成品種の職務発明認定をするに当たり、審査会に県職員以外の外部委員を加え、透明性を高める。
(2)研究員の長期派遣研修の実施(1,919千円)
研 修 派 遣 先 | 期間 | 所属 | 課 題 名 |
野菜茶業研究所 | 3ヵ月 | 園芸試験場 | 有害線虫の分類・同定技術の習得 |
畜産草地研究所 | 3ヵ月 | 中小家畜試験場 | 地どりの育種戦略の実務検討(種鶏のDNA解析と育種技術・選抜手法の実践習得) |
森林総合研究所 | 3ヵ月 | 林業試験場 | 木材の構造的利用に関する試験研究手法の習得 |
(3)知的財産権の維持・管理(483千円)
(4)県事務費(763千円)
3 試験研究実施のフロー図