廃止理由:臨時事業であり、終了
1 目的
・明治36年、国の宝物調査が鳥取県で実施
・この宝物調査の結果、現在、国宝や重文に指定されている
文化財が世に知られるところとなり、文化財指定に繋がっ
ていったと推定される。
・国の調査団が巡回した、寺社、文化財等を中心に、本県を
紹介するパネル展、講演会を開催するとともに、パンフレッ
トを作成し、地域文化の再発見と発信を図る。
2 宝物調査について
(1)調査についてについて
・日本の文化財行政は、明治10年代に岡倉天心、フェノロサ
等により始まる。
・それまで、廃仏毀釈、欧化主義の中、古美術等の文化財は
顧みられることがなかった。
・本県の文化財が見いだされたのは、明治36年の調査の前
後に始まると推測される。
(2)鳥取県における調査状況
・調査時期
明治36年3月25日〜4月6日
・目的
県内の宝物調査
・調査団が見た主な文化財
普賢菩薩像(国宝)、普賢十羅刹女像(重文)、三仏寺投入堂
(国宝)、大山寺十一面観音立像(重文) 等
3 事業内容
(1)パネル展
■開催場所 倉吉未来中心アトリウム
■開催時期 秋頃(三徳山1300年祭の一環)
■内 容
・調査団の県内での足跡(寺社、宿等)をマップで紹介
・調査団の紹介
・調査団が見た文化財のパネル紹介
(国等の指定を受けたもののみを紹介)
(2)講演会(パネル展示と併せ開催)
・講師 六角鬼丈 氏(東京芸術大学美術学部長)
「明治と日本の古美術」
・講師 (未定)
「鳥取県の古美術」
(3)パンフレットの作成
■規格 A4カラー (6ページ程度)
■内容
・調査団の県内での足跡(寺社、宿等)をマップで紹介
・調査団の紹介
・調査団が見た文化財の紹介
(国等の指定を受けたもののみを紹介)
4 事業費
1,744千円