事業費
要求額:2,912千円 (前年度予算額 3,850千円) 財源:単県
課長査定:計上 計上額:2,912千円
事業内容
1 事業の背景
平成11年度に藻場分布調査を実施した結果、鳥取県沿岸の藻場は減少傾向にあり、また同年に漁業者を対象にしたアンケート調査でも半数以上が減少したと回答している。
減少の原因解明は困難であるが、アラメ移植により増殖することがわかっており、回復あるいは現状維持が可能である。
藻場の役割 |
○魚介類への生育場や餌料の供給
○窒素やリンなどの栄養塩の吸収による水質浄化
○光合成による溶存CO2の吸収(面積当りの吸収量は森林の約5倍)
○環境・漁業に関する学習機会の提供 |
藻場が減少すると・・・ |
(漁業面)藻場を生育場・餌場とする魚介類の減少
(環境面)海域の富栄養化及びそれに伴う赤潮の発生 |
2 事業の目的
減少傾向にある鳥取県沿岸の藻場の回復を図るため、県内各地でアラメの移植を実施する。
○平成16年に策定した「藻場造成アクションプログラム」に基づき藻場造成を実施
○平成20年には漁業者の多くが「藻場の回復」を実感し、沿岸の豊かな資源の回復が図られることを目標とする。
3 事業内容・所要経費
(1)事業主体:鳥取県
(2)実施年度:平成16年〜20年度
(3)藻場分布調査の実施(19年度)
県内3地点(東・中・西部)で簡易な藻場分布調査を実施し、全県的な分布調査の必要性を検討する。
(4)実施内容・経費注)単位:千円、( )は18年度事業費
事業名 | 実施主体 | 実施内容 | 事業費 | 備考 |
@アラメ種苗生産 | 鳥取県栽培漁業協会 | 移植用アラメ苗(種苗)の生産
株縄:約150m他 | (1,251)
912 | 県が委託 |
Aアラメ藻場造成 | 〃 | 沿岸でのアラメ移植
5箇所
(うち公共連携4箇所) | (604)
422 | 〃 |
B藻場造成実践活動助成 | 漁業者・NPO等 | 漁業者・NPO等が実施する藻場造成・調査活動等に対し補助 | (1,200)
1,200 | 県補助事業 |
C藻場分布・経過調査 | 鳥取県栽培漁業センター | アラメ移植後の経過調査・藻場分布調査 | (570)
270 | 県事業 |
事務費 | 空港港湾課 | | (225)
108 | |
計 | | | (3,850)
2,912 | |
アラメ海中林
○コンブ目の大型海藻
○6年の寿命、150pまで成長
○水深5mより浅い磯に海中林形成
○落ちた葉はアワビ、サザエの餌に
| アラメ苗(種苗)
○栽培漁業協会で生産
○アラメプレート・株縄を岩盤・コンクリートに装着
|
財政課処理欄
引き続き実施効果を検証しながら、経費節減に努めてください。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算額 |
3,850 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3,850 |
要求額 |
2,912 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,912 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
査定額 |
2,912 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,912 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |