1.概要
平成20年度の塩分導入実証試験を円滑に実行するために、代替農業用水を砂丘畑に送水する施設の部品交換等を行う。
2.背景
(1)里仁パイプライン空気弁部品交換
従前の里仁パイプラインの送水日数は1年に数日だったが、塩分導入実証試験の実施により、1年の送水日数が200日以上となった。
送水期間が長くなったことで、従前よりも空気弁に負荷がかかるようになり、H18年、H19年と続けて空気弁の漏水事故が発生している。
(2)徳吉ポンプ場制水弁設置
徳吉ポンプ場は野見井手と大井手川の両方から取水でき、従前は主に野見井手から取水していたが、それでは砂丘畑送水事業に必要な水量が確保できないため、主な取水源を大井手川に変更している。
非かんがい期には、大井手川の水を徳吉ポンプ場に導水しているが、徳吉ポンプ場から漏水した水が野見井手を経由して大井手川下流の水田に流れ、農業者から苦情がでている。
3.内容
(1)里仁パイプライン空気弁部品交換(C=1,821千円)
少量の漏水が続いていて今にも漏水事故が発生しそうな空気弁7箇所の部品を交換する。
(2)徳吉ポンプ場制水弁設置(C=416千円)
徳吉ポンプ場と野見井手の間に制水弁を設置し、漏水防止と砂丘畑送水事業の効率化を図る。
4.負担割合
| 負担割合 | 事業費 |
県 | 70% | 1,567千円 |
市 | 30% | 670千円 |
合 計 | 100% | 2,237千円 |