1 事業の概要
鳥取県全域において迅速に対応できるよう、現在東部地区に配備している排水ポンプ車に加えて、西部地区にも追加配備する。
2 整備の必要性
平成18年7月豪雨において、西部地区の各所では、数箇所にわたって浸水が発生し、県民の生活に大きな影響を与えることとなった。
現在、鳥取県内には、
<東部地区>
●国土交通省所管排水ポンプ車(30m3/min)1台
●県所有(30m3/min)1台
<中部地区>
●国土交通省所管排水ポンプ車(30m3/min、150m3/min)2台
<西部地区>
●国土交通省所管排水ポンプ車(30m3/min)1台
の計5台のポンプ車を国と県とで配備しているところ。
これらポンプ車は、数箇所で同時に発生する浸水に対応できる体制を構築しようとするものであるが、県西部地域においては、数箇所で同時に発生する浸水に迅速な対応を行うことができず、結果的に各箇所の浸水時間が長期化するなど、県民の生活に支障を来たす原因となっている。
このため、西部地区に排水ポンプ車を追加配備し、緊急事態の迅速な対応が可能な水防体制を構築しようとするものである。
3 排水ポンプ車の概要
・総排水量:30m3/min(0.5m3/s)
・排水ポンプ仕様:5m3/min×10m×12kw×6台
・排水ポンプ質量:約21kg/1台
・発電機容量:125kVA
・トラックシャシ:5.5トン車(4WD)
・車輌総重量:11,000kg以下
・車輌寸法:幅2.4m×長さ8.2m×高さ3.2m
・比較的水深が浅い浸水(100cm以下)に対応できる機器を選択
4 要求額 63,676(千円)