1 事業の目的、背景
(1)県営境港水産物地方卸売市場は、昭和37年に境港市栄町に県が開設して以来、全国有数の流通拠点基地として整備され、市場施設としては概成した。
(2)今後は、
@市場取引方法の自由化や市場の連携・統合による集荷力の拡大等民間のノウハウによる活性化が期待できること
A県営境港水産施設事業特別会計の経営の改善を図る必要があること
などから、指定管理者制度の導入など市場管理や市場施設のあり方について検討を進めてきたところである。
(3)そこで、これまでの検討内容も踏まえながら、地元水産関係者と意見交換をする場を設け、市場施設のあり方についてさらに検討を進めるものである。
2 事業概要
(1) 水産振興協会・境港市等の関係者が、もうかる漁業を推進する
ため、漁船漁業の収益性向上や産地の流通機能強化について検討していく予定の「境港地域水産業構造改革推進プロジェクト協議会」のメンバーとして県も参画して支援する。
(2)また、同協議会の部会のひとつとして県主催による「境港水産物地方卸売市場のあり方検討部会(仮称)」をもうけ、境港の水産振興施策や漁港管理のあり方と一体的に今後の市場運営のあり方を検討する。
3 事業の内容及び所要経費
(1)検討部会構成メンバー
漁業生産者、荷受関係者、加工仲買関係者、有識者(大学教授、
消費地市場関係者)、境港市、鳥取県など
(2)開催回数 3回
開催計画
時 期 | 内 容 |
H19. 7 | 市場の現状認識、管理手法の説明、課題の洗い出し |
H19. 9 | 境港水産業振興策、漁港管理方法も踏まえた市場管理手法の検討 |
H19.10 | 市場・漁港の管理運営体制の方向性を出す |
(3)予算額 500千円(単県)
| 関連事業 境港地域水産業構造改革推進プロジェクト
運営費 2,000千円(想定)(国庫)
<大日本水産会 → プロジェクト協議会> | |