1 事業概要
学校等における児童の安全確保や非行・犯罪被害防止教育の支援、少年の非行防止・立ち直り支援等を行うスクールサポーター(警察OBの非常勤職員)を、鳥取・倉吉・米子警察署に配置し、少年の健全育成や安全確保等の充実を図る。
2 査定内容
3 復活要求
スクールサポーター2名増員
(鳥取・米子署各1名配置)
4 復活要求理由
(1) 警察OBによる専門的な助言等
スクールサポーターは警察OBのため、専門的知識、経験及び技能を有している。このため、学校や地域においてスクールサポーターの助言、指導に対する期待が高く、また、非行・犯罪被害防止教室の指導・支援を実施することができる。
(2) 市町村の取り組み状況
市町村における地域安全に関する施策については、防犯ボランティア団体への補助を一部の市町村が実施しているほかは、予定されていない。
(3) 国が推進している制度
「犯罪から子どもを守るための対策に関する関係省庁連絡会議」においてスクールサポーター制度の活用が盛り込まれている。
また、警察庁が現在の犯罪情勢等を考慮して今後実施すべき施策としてまとめた「治安再生に向けた7つの重点」のなかで、スクールサポーターによる対策強化を求めている。
在校数の多い東部・西部ブロック担当として2名の増員が必要 |
※鳥取県内での被害等状況(平成18年)
・性犯罪被害
被害者数38人(うち小・中・高校生の被害状況17人)
・声かけ事案
63件(うち下校時等における声かけ50件)
5 効 果
(1) 専従員の配置による活動の充実
・専従員による継続的な活動により、非行防止や安全確保の向上
(2) 橋渡し的役割による連携の強化
・警察と学校の情報交換等の推進により、きめ細かな対応が可能
6 スクールサポーターの任務等
(1)任 務
学校等における児童等の安全確保対策 | ・不審者の侵入防止に配慮した学校施設や対応要領等の点検
・教職員等と連携した学校内、通学路等における合同パトロール |
非行・犯罪被害防止教育の支援等 | ・学校等において行う非行・犯罪被害防止教室や薬物乱用防止教室の指導及び支援
・学校への不審者侵入時の防犯訓練の指導及び助言 |
少年の非行防止・立ち直り支援等 | ・学校への訪問活動による非行、いじめ、校内暴力事案等に対する指導・助言
・教職員等と連携した街頭補導活動
・少年のたまり場への管理者対策、有害環境浄化活動 |
地域安全情報等の把握と提供 | ・警察が行う学校、PTA、地域住民等との地域安全情報の共有化のためのネットワーク構築の支援
・学校周辺における不審者情報等の把握と提供
・非行等に関する情報の把握と学校、警察への提供 |
(2)活動方法
・2名がそれぞれのブロック(東・西部)内で活動
・定期的及び学校の要請により学校を訪問して支援等を行う
7 所要経費
4,129千円
(非常勤職員2名分の人件費及び研修会出席旅費)