1 事業の概要
(普及事業の概要)
館内外で各種講演会、見学会、観察会等を開催する。
( (1)教育普及活動費
B美術部門普及活動 アート・フィールド・ウォーキング「大久保
英治とたどる木喰上人の道U」の概要 )
ランドアート作家やその他の参加者とともに、身体と五感を総動
員し、約200年前の鳥取県内を歩いた江戸時代の造仏遊行僧
木喰上人(もくじき・しょうにん)に思いを巡らす「歩くワークショ
ップ」。
(平成19年度の実施内容)
開催期日 平成19年8月29日(水)〜9月23日(日)のうちの
10日間
歩行場所 鳥取市岩戸海岸 → 湯梨浜町泊 → 倉吉市八屋 → 三朝町県境までの合計約140kmの道のりを
作家と歩く。
2 事業の背景
●アート・フィールド・ウォーキングは、まず14年度から県内の野
外彫刻や建築をめぐるバスツアーとして開始。東中西部で計
3回実施した。
●次の展開として、17年度からは更に時間をかけて県内の自然
や文化遺産を見つめるため、歩行をテーマとする県内在住の
ランドアート作家を講師に木喰上人の跡をたどる「歩くワーク
ショップ」をスタートさせた。
●17年度に実施した「大久保英治とたどる木喰上人の道T」は
序章的な前編。19年度の「U」はその後編にあたり、これを歩く
ことにより事業が完結するため重要である。
3 事業の効果
●参加者は自由な想像力を養い、歩くこと、作ること、感じること
の意味を楽しく再確認できる。
●アート・ファンの他、ウォーキング愛好者や歴史ファンなど多
様な層の参加が見込め、これまでにないようなアート的発想
法の面白さを体感していただけることから、アート・ファン層の
拡大も期待できる。
4 課長査定結果および復活要求額
(1)教育普及活動費
B美術部門普及活動
アート・フィールド・ウォーキング「大久保英治とたどる木喰上人の道U」
(査定結果) 〔1,249千円〕 → 〔257千円〕(標準事務費)
(復活要求額) 〔992千円〕
5 復活要求理由
●参加者にも魅力的な、木喰上人作の神仏像がのこるルート
を19年度の「大久保英治とたどる木喰上人の道U」で歩くこと
により全行程が完結し、20年度予定の展覧会「大久保英治
木喰を歩く(仮称)」にもつなげることができる。
●「T」の様子を紹介するドキュメント展(18年度夏に開催)に
よるPR効果と、一日の歩行距離を短めにし、土日を多めにし
て歩きやすくしたことにより、「U」の参加者増も期待できる。