空調設備改修事業

１　事業の目的
　博物館は４７年に建設されて以来、３０余年が経過し個々の設備が古くなったことから平成１０年には熱源機器及び空調機５台の更新がなされた。
　しかし、現在でも残り８台の空調機が建設当時のままであり、経年劣化によりいつ故障してもおかしくない状態にある。
　そこで、故障時に対外的影響が大きいと思われる空調機器３台の更新を行い、併せて要望にあった十分な温湿度管理を行える設備に更新するため１７年度に基本設計､１８年度に実施設計を行い､それを基に１９年度より３年間で空調機の更新及び増設を行う。
　また、借用展示品及び収蔵品は温湿度管理の要望が高く、近年でも空調の未整備で借用を断られたり、借用品に損傷を与えた事例が発生し、２４時間空調の必要性が近年さらに高まった。
　そこで、湿度の影響を受けやすい展示品及び貯蔵品を扱う特別展示室及び収蔵庫の２４時間空調運転（夜間空調運転）を可能にするため、２１年度には電気式の熱源の導入をはかる。

２　計画概要

年度 　項　目	１７年度	１８年度	１９年度	２０年度	２１年度	２２年度以　　降
基本設計委託	○
詳細設計委託		○
工　　　事			○	○	○

	・工事監理	１，３７４千円	（１９年度要求）
	・工事	５８，６２３千円	（１９年度要求）

	年　　度	金額（千円）	概　　　要
	平成１９年度	５８，６２３	収蔵庫系、史料書庫系空調機の更新
	平成２０年度	３３，２１３	美術常設、近代美術展示室空調機の更新
	平成２１年度	４７，７８５	講堂空調機の更新、電気式熱源の設置