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平成19年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:商工費 項:工鉱業費 目:中小企業振興費
事業名:

弓浜絣産地維持緊急対策事業

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商工労働部 市場開拓室 市場開拓室  電話番号:0857-26-7767


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
19年度予算計上額 4,350千円 7,790千円 12,140千円 0.91人 0.00人 0.00人
19年度予算要求額 4,955千円 7,999千円 12,954千円 0.87人 0.00人 0.00人
18年度予算額 30,360千円 4,494千円 34,854千円 0.46人 0.00人 0.00人

事業費

要求額:4,955千円  (前年度予算額 30,360千円)  財源:単県  

課長査定:計上   計上額:4,350千円

事業内容

1 現状
 昭和50年9月に国の伝統的工芸品の指定を受けた「弓浜絣」は、このままでは10数年後には産地として消滅する可能性がある。
(昭和53年12月には鳥取県教育委員会が無形文化財に指定)
事業者の激減7社中現役事業者4社(1社減)のみ、他3社は休業状態で廃業の見通し。
後継者の不足可能性があるのは2年目研修者1名のみ。実質的に後継者がない状態。
技術保持者の減少機械括り機、整経機などによる糸づくり技術者は高齢で数名のみ。
(特に機械括り機は1名のみ)。

2 問題点

@生産設備が老朽化しているが、零細規模事業所ばかりで設備 投資できない。
A各事業所単独では後継者育成する人的、資金的余裕がない
B糸づくりなど準備工程の技術保持者が数名しか存在しない。
    生産技術が途絶えれば他産地に依存するしか方法がないが、その外注受入産地も急速に衰退しており、外注が困難な状況になってきている。
 
3 対策・要求内容

 産業技術センターの弓浜がすり伝承館(昭和44年建築)を、
共同生産と人材育成を中心とした施設として改修・整備し、協同組合が主体となった事業実施について県・地元市で支援する。

<事業内容>
(1)後継者人材育成○研修内容 伝統的な技法の習得等(週5日、3年間) 
○研修生 地元在住者を中心に公募
○講師 主講師1名を公募 
(2)施設・設備の共同利用○糸生産準備工程設備及び染織設備の共同利用
*利用に見合う使用料相当額を事業者が負担
(3)弓浜絣の普及啓発@児童・生徒等を対象とした普及啓発事業
A一般県民・観光客などを対象とした体験事業B情報提供・発信
事業実施期間○当面6年間実施
 (人材育成の期間:3年×2回)
*それ以降は後継者の育成状況をみながら検討
事業の形態○弓浜絣協同組合が事業を行う。
(県所有普通財産の弓浜絣協同組合への無償貸付けを想定)
開館日数、運営体制○週5日開館(研修実施日数による)、臨時職員1名配置
○協同組合、両市、県などで「運営委員会」を組織。

4 経費分担の考え方

○ハード、初期経費…… 県(H18)
○ソフト事業費………… 県と米子市・境港市が各1/2(H19〜)
 
<事業費の負担割合>
@受益者(事業者、愛好会)の負担(利用料金相当額)及び事業収入を当てる。
A@で不足する部分について県・地元両市で支援する。
BAの支援の負担割合は(県・米子市・境港市=2・1・1)
 
※米子・境港市の負担については、現在、両市と協議中


5 スケジュール
 
○18年11月  実施案合意
○18年12月  設計委託
○19年3月   改修着工、講師募集
(○19年4月   産業技術センター独立行政法人化)
○19年6月   改修竣工、無償貸付議決→貸付
○19年7月   事業開始準備、研修生公募
○19年9月   人材育成事業開始

*19年4月以降事業開始までの管理体制(県直営)については、調整中。

6 所要経費


@事業費補助○7月〜3月 県1/2
(事業準備・実施)  
             
2,617千円
A研修・滞在
費支援
{研修・滞在費(100/月)+家賃助成(20/月)}×7月×1/2×3人
    ○一般的な伝統工芸後継者支援に準じて一体で行う。
    ○県・両市の費用負担は居住地にかかわらず事業費負担と同様
       
1,260千円
B県管理費○4〜6月の県直営管理期間の警備・ボイラー保守委託費 78千円
C標準事務費1,000千円
   計4,955千円

《参考:伝承館改修(平成18年度)の利点》
・最小限のコストで整備できる(新規建物建設の億単位経費は実現性に乏しい)
・事業者にとって共同生産拠点として地理的利便性が高い


財政課処理欄

  研修費については可能な部分については、国庫補助金を活用していただいてください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算額 30,360 0 0 0 0 0 0 0 30,360
要求額 4,955 0 30 0 0 0 0 0 4,925

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 4,350 0 30 0 0 0 0 0 4,320
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0