1 事業概要
関西地区において県産食材(農林水産物及び物産)の販売促進や販路拡大を図ろうとする県内産地や食材メーカーの支援に要する経費
2 事業の背景、効果
○本県で生産される農産物の約50%、畜産物の約40%、水産物の約20%が関西で販売されており、県内農林水産業者及び食材メーカーにとって重要な市場。関西での県産食材の知名度を上げ、有利に販売していくことが産業の自立につながる。
○関西における本県食材の評価やニーズ及び競合する他産地の動向等を把握し、県内農林漁業者や食材メーカーが行う今後の生産活動、販売活動及び商品開発に資する。
○県産食材の関西での流通状況に関する情報発信や商談会、料理講習会等を通じた売り込み支援により本県食材の販路拡大を図る。
*前年度との相違点
○農産流通課4名の勤務場所を市場事務所から梅田事務所に変更。
ただし、4名の内、2名(農産、水産担当)は市場内事務所に駐在可能な体制とする。
○従来、県職員が行っていた量販店、外食産業への本県食材の売り込み支援を食品流通の専門的知識を有する非常勤職員が行う。
○流通動向調査重視の業務内容から、関西での本県食材の知名度向上と販売促進、販路拡大に関する業務を拡充
○市場流通量等統計データの取りまとめを外部委託
3 事業内容・所用経費
区分 | 要求額
(千円) | 事業内容 |
本県の食材売り込み活動経費 | 11,486 | (1)関西における食品流通に関する情報発信
・本県食材の評価等について食品流通業界関 係者からの聞き取りによる情報収集と発信
・大阪市場情報等(年間約60回)による発信
・販売概要(市場流通統計情報)の発行(年1回)
・関係機関からの要請に基づく調査と報告(年10回程度)
・関西の市場関係者との販売戦略に関する意見交換会の開催(食肉、水産分野)
(2)鳥取の食に関する情報発信
・関西の食肉流通業界関係者による全国和牛能力共進会視察
・関西地区で馴染みの薄い本県食材(鳥取和牛、大山鶏、マグロ、ハタハタ)をPRするための料理講習会
(3)鳥取の食の販路拡大
・関西の量販店や外食産業企業を対象とした商談会の開催
・本県食材売り込み資材の整備(マグロ料理レシピカード)
(4)その他
・高槻市内小学校と県内産地との二十世紀梨交流支援
・改良普及員及び農業大学校学生の市場流通研修に関する支援
・新規就農希望者に対する相談活動 |
駐在事務所経費 | 2,241 | ・大阪市中央卸売市場本場内業務管理棟にある駐在事務所の負担金(使用料、共益費及び清掃費用等) |
合 計 | 13,727 |  |