【部長査定結果】 => 「0」
<復活要求趣旨>
1 背景・必要性
医療の高度専門化・多様化に伴い、大学卒看護師の需要も高まっており、その確保が困難な状況にある。
●採用意向のある病院等の採用希望380人に対し、供給見込みは
195人
○需要
今後5年間の採用希望者数=380人(H18〜22年、109施設)
○供給(大卒看護師の県内就業状況)
鳥大卒+県外大卒者=39人(H15〜17年度の3年平均)
○5年間の「供給−需要」=195人−380人=▲185人
*195人=39人×5年間
(看護職員需給見通し調査) |
●現在の、鳥大卒と県外大学卒では、需要に応えられない状況
毎年40人程度の県外看護大学進学者のうち、県内就職の割合
は、2〜3割程度
<看護大学卒業者の県内就業状況>
年度 | 県外から
の流入 | 鳥大卒業者 | 合計 |
県内者 | 県外者 |
H15 | 14 | 14 | 14 | 42 |
H16 | 9 | 17 | 18 | 44 |
H17 | 10 | 11 | 10 | 31 |
●県外大学進学者の県内就業の割合を高めることも大切だが、
まずは、鳥大進学者を増やし、県内就業者を増やす必要がある。
●鳥取大学医学部は、H20年度から保健学科看護学専攻の「地域
枠」を計画しており、県として “奨学金制度”を創設し、県内就業
義務を科すことにより、県内就業者を増やす。
●鳥取県地域枠の卒業生は、広く県内の医療機関への就職が
期待できる。
<鳥大県内出身者の就業状況>
年度 | 県内 | 県外 | 合計 |
鳥大病院 | その他 |
H15 | 6 | 8 | 6 | 20 |
H16 | 9 | 8 | 5 | 22 |
H17 | 6 | 5 | 6 | 17 |
※その他:
済生会病院、博愛病院、藤井政雄記念病院、県立病院、
西鳥取病院、日赤病院、鳥取市立病院、生協病院、長田
産婦人科、ミオ・ファティリティ・クリニック
2 地域枠及び奨学金制度の概要
@地域枠の概要
・実施時期:H20年度選抜試験から実施
・人 数:10人以内
・出願資格:県内高等学校在学者で、校長が推薦する現役の者
各校推薦者は、5人以内
卒業後、県内医療機関に就業意思のある者
A奨学金制度の概要
・対 象:地域枠入学者全員
・貸付額 :60,000円/月額(4年間貸付額:2,880,000円)
・返還免除:
条件⇒県内の病院等に常勤看護職員として6年以上従事
免除施設⇒免除施設は、以下の施設とする。
病院 診療所 看護職員養成機関・大学(教育担当)
※既存修学資金と比較し、免除施設を限定
免除額⇒上記施設に就業した場合は、全額免除とする
※既存の修学資金と比較し、返還免除要件を緩和することによ
り、優秀な人材の確保を図る。
※返還免除条件等については、今後、大学と協議予定
3 追加要求額
●看護職員養成確保奨学金貸付制度の創設
対 象:10人程度/1学年
H20〜23年度債務負担行為額 : 28,800千円