事業費
要求額：331千円 （前年度予算額 2,020千円） 財源：単県
課長査定：ゼロ
事業内容
概略説明
現場で多発する生理障害の防止技術と、栽培面積の拡大が予想される品種の栽培技術の確立や将来鳥取県の顔となる品種の選定を行う。さらに、品質安定と省力化を目指した整枝技術を確立し、鳥取メロンの安定生産と高品質化を図る。
１ 事業の必要性
（１） 本県の主力品種（アムス、タカミ）やクレオパトラメロンは生理障害が発生し易いため、農家の収益が不安定である。
アムスメロン：
裂果（果皮が裂け、ひどい場合は果実が割れてしまうもので、販売できない）
タカミメロン：
でべそ果（花落ち部が突出し、でべそのようになるもので、販売できない）
クレオパトラメロン：
（２） 現地に導入され農家から有望な品種と見込まれているルピアレッド（栽培面積2.5ha）は、本県に適した栽培技術が未確立であり、技術確立について農家から要望が出ている。
（３） 栽培品種数が多く、さらに産地によって品種が異なり、市場での販売数量がまとまらない。このため、有利販売につながっていない。将来の鳥取の顔となるような新しい品種の選定や育成が強く望まれている。
「現在の栽培品種」
プリンス、アムス、タカミ、ペルル、ルピアレッド、クレオパトラ、エリザベス、アールス等
（４） 同一品種でも産地ごとに整枝法や１株着果数等栽培技術が異なるため、品質にばらつきが見られる。品質の向上と安定を図るための栽培技術の統一化も望まれている。
（５） 事業の対象者 メロン栽培面積：36ha
２ 事業の内容
（１） 現場で問題となっている生理障害の発生要因を解明し、その防止技術を確立する。
（２） ルピアレッドの栽培技術を確立する。
（３） 将来の鳥取県の顔となる優良品種を選定する。
（４） 品質安定と省力化を目指した整枝技術を確立する。
３ 事業の効果
（１） 生理障害防止技術の確立により商品果率が向上→出荷量の増加、高品質化
（２） ルピアレッドの栽培技術確立→高品質・安定生産
（３） 奨励品種の栽培面積が拡大し、鳥取メロンのブランド化が図られる。
（４） 品質安定と省力化を目指した整枝技術の確立→栽培技術の平準化→省力安定生産
４ これまでの成果
でべそ果は、換気頻度を多くし、低温下で生育させると発生率が高まることがわかった。
優良品種の選定では、「G97CLW2」「グリーンヒル」「UA707」「SK8-191」等が収量、果実品質が良好で有望と考えられた。
ルピアレッドの栽培は、株間75cm、３果獲りが最も収量、果重、糖度等が最も優れていた。
５ 平成２０度の試験内容
クレオパトラメロンの裂皮防止技術の確立を行う。
６ 平成２０度要求内訳（単位：千円）
| 内 訳 | 要 求 額 |
| 栽培費・実験器具購入費等 | ３３１ |
| 合計 | ３３１ |
７ 試験実施期間 平成１７年度〜２１年度
８ 年度別の試験内容と事業費
財政課処理欄
クレオパトラメロンは、県内の生産者も限られており、メロンの総生産量に占める割合も低いので、事業の優先度について疑問です。
要求額の財源内訳(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
財源内訳 |
| 国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 前年６月補正後 |
2,020 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,020 |
| 要求額 |
331 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
331 |
財政課使用欄(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 査定額 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |