魚礁情報ビジュアル調査事業

あわせて、漁業者に正確な位置情報を提供し、魚礁の利用促進、操業の効率化による漁業経費削減を図る。

また、整備中のヒラメ増殖場については、その効果を把握するため効果調査を実施する。

県は魚礁台帳を作成しているが、GPSが普及する以前の位置情報は誤差が大きく、正確に把握できていない。漁業者から網がかり、破損等の確認を依頼されても、現地で魚礁を発見できない事例があった。
管理者として位置情報を正確に把握するため、サイドスキャンソナー（音響海底面調査機器）調査を実施する。

２０年度は実験的に１箇所のみの調査とし、国に対しては位置情報調査の補助制度を要望していく。

また、集めた位置情報は、漁業者に提供し、魚礁の利用促進、操業の効率化による経費削減を図る。

サイドスキャン ソナー

ソナー（曳航体）を一定の測度で曳航しながら海底面に向かって扇形に音波を発信し、海底面の情報を面的に取得する。




◇台帳平面図のデータ追加・修正が容易に！（委託）

紙媒体の魚礁台帳平面図をデジタルデータ化（CAD化）する。



◇魚礁の現状を水中カメラ等で確認！（直営）

・既設魚礁の破損・網がかり等を水中カメラで確認する。

・破損している魚礁の効果を確認するため、試験操業を行い、正常な魚礁との効果を比較する。

・既設イワガキ増殖場の状況を把握するため、潜水調査する。

・大山町大雀地区のイワガキ増殖場の適正を調査する
（砂層調査、粒度・粒径調査、原単位調査）。



◇ヒラメ増殖場の魚礁機能を調査！（報償費）

岩美工区ヒラメ増殖場の魚礁としての効果を把握するため、標本船調査を実施する。

標本船調査

漁業者に漁獲調査票の記入を依頼し、どこでどの魚種をどれだけ漁獲しているか調査し、ヒラメ増殖場の魚礁効果を把握する。

（※試験操業、潜水調査、標識放流調査は、公共事業で実施）