１ 事業の目的
地域住民、八頭郡3町、県等で構成された『八頭郡田舎暮らし促進協議会」において、関西の団塊の世代をターゲットとした、定住者・交流者の受入れのための体制づくり及びその受入れを通じて八頭地域の振興と活性化を図る。
なお、この事業は“鳥取県への移住・二地域居住に向けた事業”としては、先導的な取り組みであり、事業の成果、ノウハウを今後の全県的な施策に反映させることができるものである。
＜八頭郡の特徴＞
・関西からの近さ
・豊かな自然、歴史、文化、農業地域
２ 内容
＜実施主体＞
八頭郡田舎暮らし促進協議会（平成18年7月設立）
（構成：民間関係者、集落、八頭郡3町、県等）
※県、町が協議会に負担金を拠出
＜事業内容＞
・田舎暮らし体験ツアーの実施
・情報発信（マップ作成、HP（総務省ポータルサイト利用）による情 報発信）
・研修事業（セミナー開催、先進地視察）
＜事業年度＞
・平成１８年度から２０年度まで
３ 事業の成果
田舎暮らし体験ツアーの智頭町コースに参加した夫婦１組が空き家を購入されたほか、八頭町コースに参加した夫婦１組も空き家を探されている。
４ 事業の課題・問題点
（１）協議会設立後、少しずつ成果が表れてきているが、短期間では事業の効果の評価が難しい。長期的な取り組みが必要であることは、協議会構成員の共通認識である。
（２）受け入れ態勢の整備が不可欠であるが、町や集落、地域住民によって、意識に差があるため、意識の醸成が必要である。
（３）民間と町と県が適切な役割分担のもと事業を進める必要があるが、八頭郡圏域という広域的な情報発信は、町村単位では難しく、八頭総合事務所の参画が必要とされている。
（４）将来的には、NPO法人等の民間主導で取り組めるよう、リーダーや協力者の育成が必要である。
■所要経費 １，０３２千円
（内訳）
負担金 ７５３千円（県１／２、町１／２）
標準事務費 ２７９千円