現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成20年度予算 の 農林水産部の〜どうぶつの守(もり)〜放牧で守る里・山・田んぼプロジェクト事業
平成20年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業改良普及費
事業名:

〜どうぶつの守(もり)〜放牧で守る里・山・田んぼプロジェクト事業

次世代改革推進本部チーム提案事業(若手職員サブチームチーム  八頭総合事務所サブチーム部会 )

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農林水産部 八頭農林局 農業振興課経営支援担当  電話番号:0858-72-3816


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
20年度予算計上額 2,990千円 4,947千円 7,937千円 0.65人 0.00人 0.00人
20年度予算要求額 5,848千円 4,632千円 10,480千円 0.65人 0.00人 0.00人
19年度予算額 0千円 0千円 0千円 0.00人 0.00人 0.00人

事業費

要求額:5,848千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県、国 

課長査定:一部計上   計上額:240千円

事業内容

【事業内容】
       省力的・低コスト・資源循環型な遊休農林地解消の手法として、和牛・ヤギ等の放牧による農地等の保全を推進する。また、河川公園において放牧による草生管理をモデル的に実施するとともに、放牧動物観光資源や地域特産品として活用する地域資源化を推進する。

       放牧による農地保全とは家畜が草を食べること(採食活動)を活用することで、手間をかけずに雑草を除去し、農地を保全するとともに、農地の有効な活用を進める。

       人力では手が付けられなくなったほ場でも、適正規模(和牛1ha当たり2頭、ヤギ0.2ha当たり2頭程度)において和牛やヤギ等を放牧すると、1年以内に雑草を抑制し、草丈の低い植生で安定的に維持・管理が可能となる。

【 背 景 】
      1 県東部の耕作放棄地面積率は13%(経営耕地総面積7,487haのうち耕作放棄地面積1,081ha)を占め、担い手不足に伴い年々増加し、管理不徹底山林も同様に増加傾向

       八頭総合事務所・東部総合事務所では、農業委員会、農協等(全15組織)と共に「耕作放棄地等放牧を進める検討会」を立ち上げ(19年8月)、放牧適地調査放牧意向調査等を実施中。県東部においては、9カ所(9ha)において和牛放牧が実施されており、今後はさらに推進予定(H25年目標:100ha)。

      3 八頭次世代改革若手プロジェクトチームがH19.9〜11月の間、ヤギの試験放牧を実施し、一般県民や報道機関から大きな反響。放牧への機運が高まりつつある。

          →平成20年度から本格的に放牧による遊休農林地の保全を推進することとしている。
1 放牧体制整備事業 要求額 4,370千円
        放牧による農林地保全の動きを推進するために必要な体制を整備する。
 1)放牧推進事業(国補・県実施)770千円
        農家等への放牧実施についての意識啓発と技術普及の実施・周辺住民への理解促進・放牧技術普及体制整備・実証モデル設置等 実施主体:県(普及組織)
 2)放牧条件整備事業(単県・補助)3,000千円
      放牧に係る初期投資(電気柵・日除け・給水施設・保険費用等)に対する助成措置(和牛10地区、ヤギ10地区)
      事業主体:農業者・林業者・畜産業者・農協団体等 補助率2/3以内
 3)レンタルシステム構築事業(単県・委託):600千円
      放牧家畜の確保を目的として、農地等所有者側と畜産農家側を仲介し、放牧家畜のレンタルを行うシステムを構築する。
      委託先:鳥取県畜産振興協会・鳥取県畜産農業協同組合
2 河川公園等を活用した放牧普及推進事業(単県・委託): 600千円
       県設置の河川公園周辺で、民間への委託管理によるヤギの放牧をモデル的に実施し、住民とヤギがふれあう場をつくるとともに河川・道路等の維持管理への活用について模索(モデル地区200千円×3地区(八頭管内))
      委託先:地域住民グループ、授産施設、企業等
3 放牧動物地域資源化推進事業(単県・補助)500千円
       グリーンツーリズム等観光資源・アニマルセラピー等教育用動 物としての活用やヤギの家畜資源としての活用(チーズ・ヨーグルト・アイスクリーム・石けん製造等)による新たな地域資源創出への取組みについて支援(250千円×2事業主体 補助率1/2以内)
  事業主体:地域住民グループ、NPO,法人等
【平成20年度予算要求内容(新規事業)】

事業
区分
事業項目
事業内容
実施主体
事業費
要求額
補助率等
 *
放牧体制整備事業
放牧推進事業モデル実施・研修会開催
690
0
690
県実施
推進部会設置・マニュアル作成
80
0
80
県実施
放牧推進員**の設置
小 計
770
0
770
放牧条件整備事業条件整備経費助成
農業者等
4,500
3,000
0
2/3
レンタルシステム構築事業放牧用和牛とヤギのレンタルバンク運営
600
600
0
委託先:民間2団体
小 計
5,870
3,600
770
河川公園等を活用した放牧普及推進事業モデル実施
地域住民等
600
600
0
委託先:地域住民
放牧動物地域資源化推進事業観光資源化等経費助成
民間団体等
1,000
500
0
1/2
標準事務費
378
378
0
7,848
5,078
770
【国庫事業】
強い農業づくり交付金のうち推進交付金
 優良農地確保支援対策等のうち
   新技術活用優良農地利用高度化支援 事業主体:県(普及組織)

**【放牧推進員の設置】
農業改良普及所畜産特技普及員、鳥取家畜保健衛生所職員放牧推進員として、放牧にかかる事前相談や検討への助言、事前準備や放牧期間中の技術的支援を行う。    

【事業対象エリア】
  鳥取県東部(八頭・東部総合事務所管内) 

【事業実施期間】平成20〜22年度

【放牧に期待される効果】

      @ 遊休農林地の解消
      A 景観保全集落活力の維持・増進 
      B 野生鳥獣被害防止(草生管理により、見晴らしがよくなることで野生鳥獣が警戒し、山から里へ降りてくる個体が減少) 
      C 和牛王国の復活管理作業の省力化による増頭効果輸入飼料依存度を減らすことによる低コスト化 
      D 放牧動物の持つ癒し効果等の活用による地域資源の創出

財政課処理欄


 ヤギのレンタルシステムについて、1年間のみモデル的に実施することとします。

 和牛放牧はすでに地域の取組みが行われていますので、地域の取組みに期待します。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年6月補正後 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 5,848 770 0 0 0 0 0 0 5,078

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 240 0 0 0 0 0 0 0 240
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0